MacBSの日常生活的日記

SmartDAC/LE

zionoteからSmartAudioブランドのUSB-DACヘッドフォンアンプ「SmartDAC/LE」が5/24に発売されるそうで。

矢継ぎ早にどしどしUSB-DACが出てくるので私としてはネタに困らなくて良いものの、埋もれてしまうものも出てきそうな勢いですね。
そんな中で特徴を出そうとそれぞれ頑張ってる感じで、今回紹介するSmartDAC/LEはデザインに一つの特徴が出ている気がします。
一見するとポタアンっぽい印象もありますが、筐体は厚い金属からの削り出しで、しかも自慢のオペアンプはクリアーパーツ越しに基板が見える仕掛けになっています。
電気的なシールドという意味ではオペアンプこそ、金属で囲ったほうが良さそう、とか思ってしまう部分もありますけどね。

さらに専用開発のスタンド「SmartStand」が同梱されていて、さらにこのスタンドの足の部分にはスパイクとインシュレーターが付属してるという、ちょっと珍しいスタイルです。
セッティングの重要度の高いスピーカーでもスタンドやインシュレーターが付属するものが少ない中、USB-DACでそれらを付属させるというのは音のチューニング的な意味合いもあるのでしょうけど、それ以上に先ほど書いたような差別化の意味合いもあるのかな?と勘ぐってみたり。
なお、SmartDAC/LEとSmartStandはマグネットで固定されるそうです。

ハードウェア的なスペックとしてはUSB-DACとしては24bit/96kHzまでの対応です。
DACチップのWM8716は24bit/192kHzまでの対応ですが、USBコントローラーはTENOR TE7022でこれをドライバインストール不要という仕様にしてあるというわけです。
ドライバをインストールするくらいは通常のUSB機器でも良くあることだと思うのですが、やっぱりサポートの簡便さなどで重視されているのでしょうか、他の製品でもまだまだ多いですね。
オペアンプは標準ではLME49710が付いていますが、ここも良くあるソケット式で交換可能なものとなっています。
ただ単純にオペアンプを差し込む形ではなく、1回路のLME49710が2つ載った小さな基板ごとの交換になるようです。

デザインを売りの一つにするというのは面白いアプローチだと思いますが、台車っぽいスタンドはどうかなぁ。
実際に見ると質感は良さそうな気もしますが、USB-DACも競争の激しい時代に入ってきたのだろうなぁと、何故かなんとなく感じた新製品です。
なお、現状は直販サイトでのみの発売となるようです。

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