• 181月

    SONYとPASS LABORATORIESがコラボしたA級モノラルパワーアンプがCESで展示されていたそうで。

    このアンプ、ソニーが40年前に生み出したVFETという出力デバイスを使ってるそうで、40周年記念という意味合いもあるんだとか。
    PASSといえばアンプ界の天才、ネルソン・パス氏が興したハイエンドブランドですが、その派生ブランド、First Wattで以前からVFET(の改良版であるSIT)を使っていたんですね。
    そういう意味では今回突然湧いてきた話ではないのでしょうが、それでもVFETはオーディオ界でもそれほど知名度が高かったとは言えないと思いますし、それを自社製品ではなくPASS側から…というのはなかなか面白いですね。
    少し裏読みすると、最近はオーディオに使いやすい良い素子が減ってきているという状況もあり、今でも手に入るVFETが非常に有力な候補に入ってきた、という面もあるのではないかと。

    PASSらしくA級といえども4Ωで250Wの大出力を誇るパワフルなアンプだそうで、相当大規模なアンプみたいです。
    VFETは三極管みたいな音傾向らしく、素子としても素直な特性なんでしょう。
    真空管というとレトロとか懐古趣味的と捉えられがちですが、そういう音作りをあえてしている製品が多いだけで、実際には特性上もなかなか優秀だと思うんですよね。
    その点ではVFETは良いところ取りとして、今後採用される機会が増えてくるかもしれません。
    まずはなによりソニーで採用してほしいところですけどね。

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    Filed under: Audio
    2014/01/18 7:30 pm | SONYとPASSがVFETでコラボ はコメントを受け付けていません

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