MacBSの日常生活的日記

SONY PHA-2

SONYから人気のiOS機器対応のUSB-DAC付きポータブルヘッドフォンアンプ「PHA-1」の兄貴分となるモデル「PHA-2」が10月末に発売予定だそうで。

PHA-1の設計はカーオーディオのアンプ系を手掛けていたパーソナルエンタテインメント事業部だったそうですが、国内での車載機器製品の生産・販売が終了していたので、もう後継機種は出ないのかなぁと実は思ってました。
ただ、よく考えれば社内で異動になっただけでしょうし、むしろこれからハイレゾに注力していく方針のようですから、(私が勝手に思ってただけですが)嬉しい誤算です。

今回のPHA-2はDSDネイティブ再生対応ということで、24bit/192kHzのPCMに加え、5.6MHzのDSDに対応しています。
DACチップもPHA-1のWolfson WM8740からPCM1795になっていますし、基板を見るとXMOSも載っていて、iOS機器への接続機能を残しつつもパソコンでの使用にも注力したモデルになりました。
iOSのほうもハイレゾ対応を望みたいところなんですが、こればかりはAppleがその気になってくれないとどうしようもないですねぇ。

なお、Windowsでは専用ドライバーが用意されて要インストールですが、Macでは標準ドライバーで動作するのも他社のUSB-DACと同じような感じです。
Windowsについてはソニー純正の再生ソフトも登場するようですが、Macには相変わらずちょっと冷たいのもソニーらしいです。

据え置きで使うUSB-DACとして考えると、バッテリー搭載で充電しながらの使用になってしまうのがどうかな?とも思いますが、据え置きはまた別展開で来そうですからPHA-2はやっぱりポータブルを主にしつつパソコンでも…という使い方になるでしょう。
あと、DSDに対応したからにはハードウェアだけでなくソフトウェアのほうもどんどん展開してほしいところです。
e-onkyoではソニーの音源はまだ配信されてないですし、DSD録音の音源をたくさん有しているレーベルとして期待しています。

また、据え置きのほうもESシリーズのHDDオーディオプレーヤーの「HAP-Z1ES」、「HAP-S1」というDSD再生対応のHDDオーディオアンプ、それにUSB-DAC付きアンプの「UDA-1」がIFAで参考出品されているようです。
とりわけUDA-1が気になるわけですが、大きさやデザインが若干違うものの、OlasonicのNANOCOMPOに似ていますね。
ただ、筐体など、ちょっと旧態依然としたスタイルに囚われている印象で、個人的には今のところ、あんまり惹かれない感じなんですよねぇ。
むしろSONYの投入が遅かったとも言えるわけですが、だからこそハイレゾというセールストークに頼りすぎず、先行するメーカーを見習って、それを上回る製品を見せてほしいものです。

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