SONYからDAC搭載ポタアン「PHA-3」が10/18に発売予定だそうで。
PHA-1、PHA-2ともに他のソニー製品とはちょっと違ったマニアックさを持っていましたが、今回もそれは健在です。
むしろ他のソニー製品であるヘッドフォンなどもリケーブルなどでマニア路線に付いてきてるくらいです。
それはまたあとで書くとして、PHA-1ではWM8740、PHA-2はPCM1795と来て、今回はES9018を搭載してきました。
ある意味節操なく変更してきたとも言えますが、今はS-MASTER以外だとソニー純正のチップもほぼ選択肢がなく、こういう形にならざるを得ないのでしょう。
ちなみにUSBコントローラーはXMOS、ヘッドフォンアンプにはTPA6120を採用しているようです。
ただ、あまりに新設計ばかりだと製品としての成熟というのとは違う方向を向いているようにも感じられてしまいますが…。
もう一つの大きな変化がバランス出力対応で、PHA-3の内部的に見るとアンプ部がBTL駆動になってるっぽいです。
そのためバランス接続の場合は最大出力が320mW+320mWで、通常のアンバランス接続だと100mW+100mWとなります。
これだけの規模ですからほぼ据え置き機並みでして、電池持続時間は約5時間とかなり短めです。
そのわりに充電時間は約15時間と、半据え置き機的な位置づけで考えたほうが良いのかもしれません。
最後にそのバランス接続を活かす部分ですが、ソニー自らリケーブルを出していて、これがまたKIMBER KABLEとの共同開発なんだそうで。
ソニーも昔は結構良いケーブルを出してたんですけど、ここも他社ブランドの「活用」という形です。
KIMBER KABLEとの共同開発のはMDR-Z7用のだけで、XBA用のは自社製となってるので、やはり据え置き用途が高級品という捉え方なのかな。
実際には意外とそうでもないと思うし、ヘッドフォンごとに端子形状が違うのも不便だと思うので、将来的には統一してほしいかもしれません。
なおアンプのバランス接続側は3極ミニプラグとなっています。