SOULNOTEからUSB-DDC機能付きのCDトランスポート「ct1.0」が4/25に発売になるそうで。
CDプレーヤーにネットワークオーディオ機能やUSB-DACが付いてるのは最近増えてきましたけど、CDトランスポートとUSB-DDCという組み合わせは初めてかも。
デジタル出力を備えるという点では似通ったところはありますけど、共通化される部分はあんまりないような…。
USB-DDCとしては24bit/192kHzまでの対応で、ドライバーも提供されるようです。
内部写真を見るとTENORのチップが見えますから、TE8802あたりかな?
当然ながらUSBバスパワーではなく、トランスポートとしての電源部を使うわけでしょうから、そこが最大の共通化メリットでしょう。
逆に不要な部分への電源供給はシャットダウンするような構造になってるそうで、CD再生時にはUSBブロックを、USB入力時はCDメカブロックの電源をシャットダウンするんだとか。
こういうところは意外と真面目にやってないメーカーも多いので好感が持てます。
ただ、CDトランスポートとしてみると、ややメカが華奢な印象がありますね。
「肉厚のアルミ削り出しベースへリジッドにマウント」されてるんですけど、肝心のドライブ自体が廉価なDVDプレーヤーあたりで使われているようなプラスティックさ全開です。
ただ頑丈にすれば良いというものではないですが、この手のドライブは壊れやすい印象があるんですよねぇ。
見た感じだとソニー製のドライブっぽい感じですから、いざとなれば交換しちゃえば良いのかもしれませんが、やはりそれなりの価格のトランスポートですから気になるところです。
とはいえ、見た目だけ豪華にしてみせた製品も多い中で、独自の質実剛健さを貫くところはソウルノートらしい感じです。
光デジタル出力もなかったりしますが、発売記念でこちらも新しく出たデジタル同軸ケーブルのプレゼントキャンペーンもやるようです。
手持ちのDACを生かしつつ、パソコンやCDの音源を一台でコントロールしたい方には良い製品かもしれませんね。