soundcareのスーパースパイクインシュレーター「SS10」を買ってみました。
少し変色していますが在庫品ということで、今はお値段もこのパッケージの表記よりだいぶ値上がりしています。
見た目はただのプラ足っぽいんですが、真ん中に入る部分が内部でスパイクとスパイク受けになっていて、外部からの大きな揺れや力などに弱いスパイクの欠点をうまく補って安定して設置可能になっています。
さてどこに使うかといいますと最近の我が家の熱の入れ具合の関係で、マイクロ精機のレコードプレーヤー「MR-611」のゴム足を交換です。
ゴム足は外からネジ留めかと思いきや、底板の内側からだったので、底板を外すところから始まりました。
ついでなので、MR-611の内部も写真に収めておきました。
今回のSS10は外側からのほうが便利ですので、別のネジを用意して外側から底板に固定しました。
ちなみにSS10にはネジは付属していません。
内側のブロックは本来、付属の両面テープで付けるのですが、そこまでしっかり固定したくなかったので、弱めの両面テープで落ちない程度にくっつけておきました。
あとは元にもどして、先日導入したAcoustic Reviveのクロロプレンインシュレーター「CP-4」も当然併用します。
スパイクを4本足で使っていますから、どうしても多少のガタツキが出がちなのですが、それを減らすのに非常に有効でした。
ちなみにSS10にもフェルト状のテープが付属してますが、これは使っていません。
さらに、レコードプレーヤーの下にも木製ステップボードを新たに導入してみました。
これ、本来は段差の大きい玄関で踏み台としてつかうものらしいですが、W600xD400mmで相当がっしりした作りなのが気に入りました。
高さはねじ込み式の足で調整可能になっていますが、完全ねじ込みで130mmで、ちょうどぴったりCDプレーヤーが収まります。
なお、足のねじ込み具合で水平も取れるスグレモノです。
一気にプレーヤーの足回りを変更しましたが、さすがアナログ、恐ろしいほど変化します。
中高域から高域にかけてが最も変化が大きく、とにかく明瞭さが全く違います。
ピアノは粒立ちが良くなりますし、オーボエやフルート、クラリネットなどの管楽器は実体感を持って奏でられている様子が浮かんできます。
低域は締まる方向ですが、今までがボワボワしていただけだったのがよく分かり、こちらも明瞭になっています。
低域の被りが減った分、他の情報が素直に引き出されるようになった印象です。
普段はこんな具合で穏やかな表情ですが、フォルティシモでは爆発的なパワーも発揮してくれますし、そうした場面も含めて歪みが減ったのがうれしいところです。
全般的な変化としては、スピーカーのスパイクに音の変化傾向が似ているようです。
ちょうど木製ボードもうちのスピーカーの足回りと似た構成になっているので、なおさら非常に良好に感じるのでしょう。
紗羅曰く、「むしろ木製ボードのほうが効いているのでは?」ということですが、確かにそんな気もしますが、SS10も取り付けの面倒臭さを除けば良いインシュレーターだと思います。
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