毎年恒例の「SPEAKER BOOK」の最新刊、2014が6/2に発売になるそうで。
他の付録雑誌に紛れて気づくのが遅れてしまいましたが、このムックにも付録が付いてきます。
今回の特別付録はなんと、ゾノトーン特製の4m長オリジナルスピーカーケーブルとのこと。
型番でいうと「SP-3100Hi HiFC+OFC Special Speaker Cable Fop SPEAKER BOOK 2014/05/27」(名前が超長いので、以下、SP-3100Hiと略)だそうです。
名前から推測すると「6NSP-2200S Meister」と「6NSP-4400S Meister」の中間くらいで、しかも電源ケーブルで先に採用が始まったHiFCを使ったものなのかな?
6NSP-2200Sが切り売りで1200円/mくらい、6NSP-4400Sは3,000円/mくらいですから今回のも1mで2,000円前後の価値はあるのかも。
ムックのほうは4,700円(税込)と、最近のオーディオムックっぽいお値段ではありますが、アイレックス社のが付いた去年の号も3,800円(税別)でしたからね。
ケーブルについてはこれ以上の情報が見つけられなかったので、誌面のほうに目を向けますと特選&推薦スピーカーが100機種、主要機種約261機種を紹介するものだとか。
厳選スピーカーのほうはブックシェルフとフロア型に分けて、価格帯ごとに紹介しているそうで、私もフロア型が気になるところです。
あと、ちょっと面白そうだなと思う特集が「メイド・イン・ジャパンの逆襲」というもので、ヒロ・アコースティックやクリプトンなど、国産スピーカーを取り上げている点です。
昔はダイヤトーンを始めとして国内にも著名なスピーカーブランドがたくさんありましたが、今はどうもイマイチ持ち上がってないのがやや残念です。
コスト面で勝ち目がないのかなぁとも思いますが、木工技術のモノづくりは元々、日本の伝統技術でもあったと思うのですが…。
スピーカーに限らずオーディオ全般に、全くジャンルは違いますけど、なんとなくゲーム業界やスマホとかに似たような部分もあるのかなぁ、なんて素人ながらに思うことがあります。
海外ブランドは日本製品の良さを「良いところだけ」しっかり吸収してリスペクトしたモノづくりをしてるのかなと。
良くガラパゴスなんて言われますけど、そもそもブランドごとに違いがあるのは当然でしょうし、上辺の目立つところだけ真似してもグローバルにはならないのかもしれません。
ずいぶんと話題が逸れましたが、その点ではクリプトンは国産でありながら、過去の国産銘機をリスペクトしつつ、独自の良さを活かしてるように感じます。
コンピュータによる設計解析や計測技術が進んだおかげもあり、今はむしろアクセサリージャンルに土台を持ったブランドのほうが思想通りのスピーカーを作りやすいのかもしれませんね。
とはいえ、やっぱり気になるのはゾノトーンの付録ケーブルでしょう。
4mならL/Rで切っても2mずつありますし、加工もケーブルストリッパーで剥くくらいですし、これまでに出た付録アンプやStereo 8月号での使用を踏まえて入手しておくと良いかと思います。