メイン機材のスピーカーケーブルとしてA-45の頃からお気に入りで使ってたCardas Neutral Reference Bi-Wireですが、P-550のスピーカー端子がゴツ過ぎてYラグが挿さらないため、GOLDMUND経由でしばらくつかっていました。
ゴールドムンドは劣化が少ないとは言え、やや色が付いてしまいましたし、DP-77が戻ってきてしばらく聴いてみると、やはり鮮度が落ちてる印象も多少感じてきました。
それはそれで満足していたのですが、せっかくだから試してみようということでQED Signature Genesis Silver Spiralを引っ張り出してきました。
これならバナナプラグなので素直に接続できますからね。
ひとまずシングルワイヤで、同じQEDのジャンパーケーブルを併用する形としました。
正直あまり期待してなかったのですが、全く違う鮮度の高さでちょっと驚きを隠せません。
A-45の頃はCardasに替えて誇張のない音楽性の高さに満足したものですが、移り気なもので購入時にお店の方からアドバイスしてもらった「Genesisのような潤い、優しい質感」が恋しくなったのでしょうか。
Cardasの落ち着いた音や余韻表現も素晴らしいものですが、P-550でアンプの低域駆動力が上がった分、Genesisの高域の冴えが活きてきたようにも思います。
ただバイワイヤリングでないというデメリットも感じられますから、さらに冒険してみて低域にRuby Evolutionを投入してみました。
P-550は2系統のスピーカー出力がありますから、それを双方使うことにしました。
Revelationを高域に使うパターンも考えましたが、Ruby Evolutionの低域番長ぶりから考えてこっちが良いかなと。
バイワイヤリングはケーブルを揃えるのがベストですが、同じQEDでもありますし統一感が乱れるほどではありません。
むしろバイワイヤリングの効果が活きていて、音場の立体感が非常に向上したようです。
では余ったCardas Neutral Reference Bi-Wireはと言いますと、リビングに移動です。
そのうち試してみるか、くらいに考えていましたが、すでにCardas Crosslink SP 1Sを使って気に入ってた紗羅が乗り気でしたから、速攻で移設です。
こちらもMatrix 805のスピーカー端子にもYラグが入らないという問題が発生しましたが、そこはGOLDMUNDとinakustikのあわせ技で回避しました。
こちらがまた期待以上の変化でして、ピアノの質感向上は想像以上のものがあります。
元々、A-45との相性が良いのかもしれませんね。
なんだかリビングが良くなり過ぎて、そちらのほうが効果が大きかったようなところもありますけど、結果的には双方良くなるのは好ましい展開です。
リビングで音楽を聴く時間のほうが長いくらいですし、見直してみて良かったなと思います。
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