自宅で過ごす時間も増えて、動画や音楽を楽しむ方も増えているかもしれません。
普通だと配信…となるわけですが、これを機にレコードを始める(再開する)のも楽しいかも。
私が再開したのは2014年なので6年くらい前ですけど、当時に比べるとハードウェアもソフトも少し高めにはなってるでしょうか。
あまりハードルが高くなっても難しいですから、機材マニアっぽくならず、音盤を楽しむ方向性で気軽な候補を軽くご紹介してみようかと。
いやまぁ偶然、友人に相談されたので、それをネタにしちゃおうという魂胆なのですけどね。
まずはレコードを再生するには何が必要か、というのを書き出してみましょう。
・レコード
・フォノカートリッジ
・レコードプレーヤー
・フォノイコライザー(MCならMC対応フォノイコあるいはMCトランスも)
細かいこと言い出すと、やれリード線だ、フォノケーブルだ、トーンアームも…となりますし、ダイレクトドライブ派、ベルトドライブ派などと話は猛烈に発散していきます。
ただ、意外と重要なのはフォノイコライザーかもしれません。
というのも最近のオーディオ機器だとフォノイコライザーが内蔵されていないものも多いわけで、そういう場合はフォノイコライザーが内蔵されているレコードプレーヤーを選ぶか、あるいは単体のフォノイコライザーを用意する必要が出てくるためです。
フォノカートリッジもこだわってMC(MMにはMMの良さがありますが)と言い出すと、さらに選択肢は減っていきます。
ちなみにレコードプレーヤー内蔵フォノイコライザーはほとんどの場合、MM専用だと思います。
フォノイコライザーが用意できる、あるいはすでに持っているとなると、プレーヤーは中古が選択肢に入りやすくなりますし、カートリッジもMCを視野に入れて予算配分できるでしょう。
逆にフォノイコライザーがないのであれば、内蔵機の選択肢が少ない中古より新品のプレーヤーを選ぶほうが安心かも。
そもそも中古はイヤ!という方も多いとは思いますが、個人的には音質重視なら中古、手軽さやデザイン性を重視するなら新品なのかなという気もします。
そんな中古も他のオーディオ機器以上に注意点が多いです。
なにぶんメカニカルなものですし、ダイレクトドライブだと回路部分の故障も意外に多く、買って間もなく高速回転しちゃうようなケースも多々…。
できれば実物が見れるか、専門店で(できれば多少の保証付きのものを)購入されることをオススメします。
中古ですと、人気なのはDENON、KENWOOD、Pioneerあたりでしょうか。
私もDENONとPioneerは持っています。
PL-30L/50LあたりはIIからはストレートとS字が交換可能になってたりするので、これが双方付属してたりするとお買い得ですね。
修理体制がわりと維持されているという点ではDENONが良いかもですが、さすがにそれもごく一部のモデルのみになってきていると思われます。
壊れにくいのはベルトドライブですけど、ベルトの調達に不安がありますし、古い機種が多めになりますからねぇ。
新品の国内モデルは残念ながら実際はOEMというものが多いのが残念なところです。
頑張ってるのはTechnicsなので、SL-1500Cに手が届けばオールインワンで(この価格帯の新品としては)最強かもですが、最初のプレーヤーにしてはまだちょっと高価かも。
TEAC TN-4Dも人気が高く、オールインワンなので良い選択肢でしょう。
カートリッジに関しては以前はSHUREという定番がありましたが、今は廃番になってしまいましたので、オールインワンならとりあえずはそのままで良いでしょう。
どうしてもMCカートリッジを…ということになりますと、定番すぎるほどの定番はDENON DL-103ということに。
ただお値段はプレーヤーが買えてしまうほどになってしまいますし、やっぱり最初はフォノイコライザーやプレーヤーに比重を置いたほうが良いのかもしれません。
将来的にカートリッジを交換していろいろ楽しみたい方はトーンアームにS字を選んでおけば、自然(?)とたくさん集まってくるはずですし。
そういう迷いがない方なら、ストレートアームのREGAでシンプルかつオシャレに楽しむのも良いでしょう。
私のオススメなんて所詮は私の好みでしかないですが、レコード自体はとても奥が深くて楽しめるものだと思います。
音盤自体は過去の作品に関してはある種、奪い合いのようなものですので、あまり趣味人口を増やしたくないというご意見もありそうですが、音楽の楽しみ方のひとつとしてとても魅力的なメディアですし、個人的には、興味がある方にはぜひ始めてみていただきたいなと思っています。
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