• 214月

    ブログを書く意欲があまり湧いてこずに遅れがちになっていますが、STAXのイヤースピーカー「SR-407」を入手しました。

    先日、イヤースピーカーの「Lambda Nova Classic」が思った以上に良かったので状態がもうちょっと良いと違うのかなという、いつものパターンです。
    どのあたりを狙うかはだいぶ迷いましたが新しいほうが状態に関しては良いものが多いだろうという推測のもと、SR-404や507と迷って407にしました。
    507とユニットは同じらしいですし、それ以上狙うとしたらSR-007のような丸形のほうになりそうなので。

    状態は期待通りかなり良くて、中に入ってるスポンジも全く劣化なしです。
    見た目はほぼ似通った「虫かご」ですけど、ユニット自体に傾斜が付いているみたいです。

    音は普通のヘッドホンに少し近づいた感じで、安定感は大幅に向上しました。
    もちろんコンディションの問題もあるのだと思われます。
    歪みも少なくて中低域も程よく厚みがあります。
    ちなみに能率もSR-407のほうが少し高め感じがします。

    Lambda Nova Classicのほうも独特な世界観が魅力的で、SRM-3との相性もあるかもしれないですが意外とこっちもリスニングには楽しさが伴う印象もあります。
    もしかすろとSR-407のほうはもう少し新しいアンプや真空管でドライブしたら良いかもなぁという印象もあります。
    ただこの時点ではHIFIMAN EF400をDACとして使っていたので、これをもう少し上位のものに変えたりすれば、どちらが音源や機材の差が分かりやすいかといえば圧倒的にSR-407のほうだろうなという片鱗はこの時点でも感じていました。
    SR-407はとにかくブレスやアレンジがとても明瞭に感じ取れて、モニターヘッドホンというのとはまたちょっと異なるかもしれませんが非常にオーディオ的な描写に長けている気がします。

    しばらくSR-407を聴いた後にLambda Nova Classicにしてみると「こもっているな」と思ってしまいます。
    音色は尖りがなくて聴きやすいのでまたちょっと聴いてると「これで十分良いよね」とも思いますけどね。
    さらに再びSR-407に戻すと、振動が良く制動されているなという繰り返しで楽しめます。

    また音圧が高めの曲への対応力が高く、高速ビートの打ち込みなどもしっかり表現できるのは、静電型の弱点を埋めようと改良してきた成果が蓄積されているのでしょう。
    全体に新しい音源のほうが合う傾向がこの時点ではあって、特にDENAFRIPS ARES IIにDACを変更してからはなおさらその傾向は強まりました。
    ちょっと気分を変えてとLambda Nova Classicも出番があるという意味では良いことでもあるのでしょう。

    STAXを聴いたあとにHD800を聴いてみると、「え、めっちゃこもってるんだけど」と感じてしまいました。
    もちろんアンプの駆動力が不足していて本領発揮できてない等あるのかもしれませんが、音もそれぞれの楽器が混濁していて、正直今までこれで満足していたのかと思うほどです。
    歪み率がどうとかという問題ではなく、根本的に違うんだなというのが率直な感想で、すぐにSR-407にすぐ変えてしまったほどです。
    オーディオ的な性能云々というよりも、スピーカーでいえばルームアコースティックが良くなったような違いなので、バックキャビネットの残響が悪さをしているように感じたのかも。
    SR-407のほうも欠点を挙げるとすれば低音は若干薄いようにも感じられますが、質の悪い低音でモヤモヤするより良いでしょう。

    こうなるとさらに強化したくなるのが悪いクセで、そこはまた後日(2段階くらいで)取り上げます。

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    Filed under: Audio
    2025/04/21 3:54 pm | No Comments

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