毎夏の恒例になりつつあるスピーカーユニット付録の付いたStereo 8月号の予約がAmazonで始まっています。
今回は去年同様、Scanspeakのユニットですが、これまではだんだん大きくなる傾向だったのに対し、今年は小さくなって5cmという極小フルレンジユニットになりました。
その分、強力マグネット搭載というのがウリのようで、これまでも買ってた方には新鮮さがあって良いかと。
大きいほうが良いのであれば、去年の号もまだコイズミ無線さんなどで入手可能ですから、それでゲットすれば良いわけですし。
ただ、そうは言っても5cmというのはオーディオの帯域を全て賄うにはやっぱりかなり小さいという感は否めません。
前回の10cmユニットは最低共振周波数が100Hz、今回のは118Hzとスペックだけ見るとそんなに違わない感じですけど…。
オーディオ誌の付録がどしどし登場してますけど、やっぱり製品との競合はまずいという部分もあってお試し的な要素を微妙に盛り込むようになったのかなぁと感じるところもあるんですよね。
それは至極当然なことですし、それも含めていろんな実験や遊びを楽しむのこそが付録の醍醐味とも言えるわけですけどね。
個人的には今回も見送りかなぁと思いますけど、来年はできればフルレンジではなくてスーパーツィーターとか、手持ちのスピーカーに追加して楽しむような内容にしてくれたらうれしいかな。
なお雑誌の付録ユニットは以前とは違って完成品ではあるものの、エンクロージャ、いわゆる箱は付いていません。
そちらは自作が基本ではありますけど、バックロードホーンとダブルバスレフの2つのムックも出るようです。
このムックに付属する木材を組み立てれば箱になるわけですけど、どうしてもこの手のは木材が薄手なんですよねぇ。
ここも書籍という形にこだわりすぎず、それこそユニットメーカーやオーディオショップなどと共同で完成品販売とかをやれれば良いのになぁとも思います。
まぁそれこそ製品と競合して難しいのだと思いますけどね。