季刊ステレオサウンドの通算200号が本日発売だそうで。
50年というのは私よりも年上ですが、父親のオーディオ歴がちょうどそれくらいなので、小さい頃から初期の号を目にしていたような気がします。
中身を実際に読み始めたのは10数年後くらいですけどね。
さて、200号記念ということで、まずは特別付録SACD(ハイブリッド盤なのでCD層もちゃんとあります)が注目点かと。
ハイライトの付録とはいえ、ラトル指揮のベルリン・フィルを収録できるあたり、さすがの貫禄です。
なお、収録曲は以下のとおりとのことです。
曲目アナウンス [ 00:12 ]
シベリウス 交響曲第5番 op.82 [ 09:08 ]
第3楽章 Allegro molto – Largamente assai
曲目アナウンス [ 00:11 ]
シューマン 交響曲第2番 op.61 [ 10:16 ]
第3楽章 Adagio espressivo
曲目アナウンス [ 00:09 ]
ベートーヴェン 交響曲第4番 op.60 [ 11:35 ]
第1楽章 Adagio – Allegro vivace
曲目アナウンス [ 00:14 ]
ベートーヴェン 交響曲第6番「田園」 op.68 [ 11:55 ]
第2楽章 小川のほとりの情景:Andante molto mosso
曲目アナウンス [ 00:09 ]
10 ベートーヴェン 交響曲第7番 op.92 [ 08:17 ]
第4楽章 Allegro con brio
特集は「誌面を飾った名スピーカー200選」だそうで、懐かしいスピーカーがたくさんありそうですね。
父親は今でもたまに古い号を読んでるようですが、すっかり記憶の彼方に消えてしまった製品も意外と多くて、なかなか厳しい世界だなと感じます。
また、少し前の号から創刊50周年を記念した企画「Japan Brand 探究」も掲載されていて、今回はAccuphase、Audio Note、Eclips、ESOTERIC、Maratz、MELCO/DELA、TAD、そしてYAMAHAというラインナップです。
海外の現地取材もMcIntoshを取り上げていたり、OCTAVE、MAGICOと、そうそうたるブランドで、200号にかける想いが伝わってきます。
一方、この50年でステレオサウンド上で語り続けてこられた「オーディオ評論家」の方々もだいぶ様変わりしてきつつあるなと感じます。
最近は個人がネットでレビューを書いたりもできる時代ですが、評論家さんのレビューによる「箔」みたいなものは今でもまだ結構あるのかなぁと。
オーディオ機材はスペックや部品、回路構成だけでは決まらない部分もあって、そこを語り続けてきたのがメジャーなオーディオ誌だと思いますが、メーカーの訳の分からない「なんとか・なんとか回路」みたいな呼称が相変わらず目立つ中、もうちょっとハードウェアについても掘り下げるところにページを割く部分もあっても良いのかなと思います。
そういうのを求める向きにはMJやラジオ技術を読めば良いのかもしれませんけどね。