ずいぶん前に買ったままにしてあった「しっくいパテ」とMDFボードで、なんちゃって調音ボードを作ってみました。
放置してあったせいもあってか水分がやや分離気味でしたが、適当に捏ねてまずは一度目の塗りです。
本来は2mmくらいの厚みに塗るのが標準らしく、最低でも2回塗りすべきだそうですが、とりあえず1回塗って丸一日放置したところでテスト設置しちゃいました。
元々ミュートパネルを配置していたスピーカーやや後方の側壁につけてみたところ、ややライブ寄りになって自然な感じです。
やや中域から中高域にかけて厚めになりますが、濁りは全般に減る傾向です。
ミュートパネルは中域主体に吸音される傾向ですので、デッドにした場合は有効ですけれども、ライブさを保ちつつ濁りを減らしたい場合には、しっくいボードもなかなか良さそうです。
MDFの音色も少し出ているので、そこはやはり2度塗りが有効なのかもしれません。
以前購入した「しっくい効果」というボードも小さいながらそれなりに有用でしたが、これよりもお手頃で大きさも自在なのは良いですね。
しっくいはどうしてもポロポロと欠けてくる印象があるのですけど、しっくいパテはかなりしっかりくっつくようで、そんなに心配しなくても良さそうです。
3kgもあれば100x100cmくらいの面積に濡れるそうです。
今回は小さめのMDFで3枚ほど作ったのですが、まだまだ残りがたくさんあるので2度塗りはやるにして、もう数枚足しても良いかも。
本来は一度に使い切ってしまわないとダメっぽいので1kgを買ったほうが良いかもしれません。
今回試してみてやはり石膏ボードの壁の濁りが強いことが分かりました。
壁ごとリフォームするのも考えたいところではありますが、そうなると別の広い部屋に移設したほうが良いでしょうし、当面はこのままかな。
RWL-3の間の隙間の下のほうに置いても結構効果がありましたし、また折を見て試してみたいと思います。
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