先日紹介したSUMIKOのフォノカートリッジ「PEARL」ですが、それといっしょに同社のヘッドシェル「HS-12」もゲットしました。
HS-12はマグネシウム製のシェルで、お店によってはPEARLとセットで売ってるところもあります。
今回もいっしょにゲットしたんですが、一応別々だったのでネジが届かなかったんですよね。
PEARLの取り付けには16mmネジが適合するんですが、手持ちのが結構各種あるんで大丈夫だろうとたかをくくっていたら15mmしかありませんでした…。
そこでこの際だからと山本音響工芸のBT-2もゲットしてみました。
真鍮製のネジで、近所のホームセンターで手に入るのはステンレスがせいぜいといったところですから、違いを試してみたかったというのもあります。
それに6,8,12,15,18,20,25mmと各種揃っているので、これでどんなカートリッジでも大抵大丈夫でしょうし、これまでの手持ちカートリッジのを交換することもできますからね。
ただ、ナットがごく普通の形状なので適合しないカートリッジもあるでしょうし、締め付けがしっかりするようにできればワッシャーも欲しかったかも。
別売りの厚手の真鍮ワッシャーもありますが、あれは重量調整用っぽいので、テフロンのほうが良いかも。
そんなこんなでオーディオテクニカのシェルリード「AT6101」ともども移植して、MR-611に装着しようとしますが、今度は上下に出たダブルロックピンの嵌合がキツく、なかなかアームに装着しづらいという事態に。
なんとか取り付けできましたが、たしかに一度装着してしまえばダブルロックピンのほうがしっかりしていますね。
最初は手持ちのゴム製ワッシャーを挟んでいましたが、どうやら無いほうが音質的にも安定感も良い感じだったので外しました。
ちなみに以前作ったカートリッジキーパーもこれのためにダブルロックピン対応に「改造」しておきました。
ちなみにヘッドシェルも日本製のようで、こちらはしっかりJAPANの文字も入ってます。
マグネシウムで似ているものというとベルドリームのHS-25が近い感じかな。
サウンドはマイクロのヘッドシェルの時とはだいぶ変わって、しっかり現代的なものになりました。
低域もしっかり出ますし、それでいてソファでついウトウトしてしまうような穏やかさも併せ持っています。
ネジも効いているのかもしれませんが、サンシャインのターンテーブルシートSTS-1に替えた時も似たような変化でしたから、やはりマグネシウムの音色傾向かも。
ところでPEARLについても色々調べてみると、GraceのF-9Eをベースにしたのではないか?という説もあるようです。
たしかに手持ちのGrace F-8Lをちょっと現代的にした感じですし、分かる気がします。
針はGraceのとは違うので全く同じとはいかないでしょうけれど、お値段的にもお買い得でオススメできるMMカートリッジかと思います。
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