TADからクラスDながらもハイパワーなパワーアンプ「TAD-M1000」が9月下旬に発売だそうで。
個人的に紹介したいなと思ったのは最近のアンプにしては高出力な500W+500W(4Ω)という部分です。
クラスDで高効率とは言ってもやはりこれだけの定格出力を確保するには強大な電源が必要なわけで、スイッチング電源でなく大型のトロイダルトランスを積んだものとなっています。
ちなみに消費電力は250Wとなっていますので、いくらD級とは言え、ちょっと見栄を張ってるかなぁという気はしますけど、重量29kgはなかなかの堂々たるものです。
デザインも「TAD-D1000」などと揃えたということですが、背面などどことなく海外の高級アンプを思わせるような雰囲気で本気度が伺えるものです。
そう感じるひとつの理由はシンメトリーなデザインでしょう。
電源回路もL/R独立だそうで、いわゆるデュアルモノ構成なのですね。
しかもバイアンプ機能もあって、そこまでやれば相当なド級感が出そうな雰囲気です。
デザインなどは全く違うのですけど、なんとなく往年のExclusiveを思い出してしまいました。
あのブランドはどうしてやめてしまったんでしょうかね?
スパイク内蔵型インシュレーターによる3点支持など、方向性もまるで違うからでしょうが、順当な進化を遂げてくれていると良いなと思います。
気になるお値段は135万円と決して安くはありませんけど、なんとなく国産ハイエンドの新しい道筋を歩み始めた機種のような印象がどことなく感じられました。
スピーカーもフロア型の「TAD-E1TX-K」が同時発表されていますが、こちらは11月下旬の発売予定だとか。
正直言ってTADのスピーカーはまだ良い印象で聴けたことがないので、そちらもアンプやデジタル機器と同等レベルに進化してると良いですね。
私が現状求めている方向性とはやや違うものではありますけど、TADにはぜひ頑張ってもらいたいなという想いも込めて紹介してみました。
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