TANNOYからDefinitionシリーズの新しい同軸2wayスピーカー「DC10Ti」と「DC8Ti」が発売予定だそうで。
DC10Tiが10inch、DC8Tiが8inchですが、エンクロージャ容積がDC10Tiの76Lに対してDC8Tiは43Lとだいぶ差があるわりにお値段に差は少ないことからすると前者のほうがお得かな。
お得と言ってもDC10Tiは1本54万円でDC8Tiでも44万円/台ですけども。
タンノイならではのデュアルコンセントリックは変わらずですが、ハイレゾ対応というわけでもないでしょうけれど高域を35kHzまで伸ばしています。
クロスオーバー周波数は1.5kHzと結構低めですから、ツィーターの影響度合いが見た目よりも高いことになりますね。
その影響もあるのか、能率は88dBとタンノイとしてはずいぶん低能率になっています。
見た目もラウンドカーブを描いた樺材のエンクロージャーやスタビライザーウェイト内蔵したスピーカーベースなど他社に近づいていて、いわゆるタンノイらしさはあまり見られません。
現代的にデザインされているだけに共振や内部反射も減って品質は上がっているかもしれませんけど、そういう選択肢は他社にたくさんありますからねぇ。
そう言われるのがタンノイやJBL、マッキントッシュなど、往年のブランドのつらいところでもあるでしょう。
聞くところによるとタンノイにはかつてのセレッションの技術者や工場も引き継がれているらしいですし、そうした血統が引き継がれたものになっているなら、ぜひ聴いてみたい気もします。
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