TANNOYからフラグシップスピーカー「KINGDOM ROYAL」のバリエーションモデル、Carbon Blackが来年早々に投入されるようで。
従来モデルをベースにブラック塗装にしたもののようです。
最初はユニットなどに手を入れた高品位バージョンなのかなぁと思ったんですが、どうやら外装の違いでサイドやバックの表面にカーボンファイバーを追加したり、各種メタルパーツを新デザインにして、バスレフポートやスピーカー端子パネルをアルミ削り出しにした程度の違いみたいです。
他のスピーカーでも表面仕上げの違いでこういうバージョンが出るのは珍しくないですが、これは価格もずいぶん違っていて従来モデルが1台で2,750,000円なところ、今回のCarbon Blackは1台4,400,000円だそうで。
為替レート的なところもあるのかもしれませんが、それにしてもすごい価格差です…。
タンノイのイメージ的には従来モデルのほうが若干それっぽい印象なんですが、以前から結構こうした、やや現代的なデザインの機種も出していますね。
同軸ユニットを使いつつもスーパーツィーターやウーファーを追加するのは音像重視なのか、それとも帯域重視なのか方向性のブレを感じるところもありますけど、現代的なサウンドへの対応をするには仕方ないのでしょう。
タンノイをちゃんと聴いたのは独身時代にオーディオショップの誘いで試聴会に行った時くらいかな。
当時は地方都市でもホテルを借り切ってあんなイベントができた時代だったんですね。
GRF Memory辺りが出た頃だったと記憶していますが、当時でも高域が物足りなかった記憶があります。
GRF Memoryのような38cm同軸よりもEdinburghくらいの30cm同軸のほうがバランスが良かったですね。
そういう意味ではKINGDOM ROYALはまとまりが良いのでしょうが、当時以上に高価になってしまったなぁという気もしています。