TANNOYから懐かしのスピーカーにインスパイアされたスピーカー群「LEGACY」シリーズが本日発売だそうで。
3モデルありますが、なんといっても懐かしく感じるのはARDENです。
私がリアルタイムで聴いたのはたぶんArden Mk-II(1979年)くらいだと思いますが、当時はまだ若かった(中2くらい)ので「高域が出てねぇ」という感想でしたが、それでもクラシックでの独特のニュアンス再現は魅力的でした。
バランスとしては38cm同軸のARDENより、30cm同軸のほうがバランスが良いように感じましたが、それがCHEVIOTだったのかなぁ。
あとはBuckingham Monitorなんかにも憧れた記憶があります。
ただ、お値段を見ますと今回のLEGACYシリーズのARDEN(名前が同じだから面倒)は1台60万と、かなりの価格です。
当時は20万円くらいでしたので、やっぱりだいぶ上がったなぁという印象が先に立ってしまいます。
中古でもわりとお手頃なお値段で見かけますし…。
物価から考えてもできれば50万くらいになってほしかったですが、今や38cmなんてスピーカー自体が珍しい時代だから仕方ないところもありますね。
見た目はソックリでもユニットはエッジから磁気回路、ボイスコイルまで全く違いますし、今はコンピュータ解析による設計ができますから、実際の出音はずいぶん進化していると思われます。
周波数特性だけ見ても高域はどれも30kHzまで伸びていて、時代の違いを感じます。
ノスタルジーと現代的な音のバランスがどうなっているのか、ちょっと気になるところです。
古い方のARDENとかAUTOGRAPHなんかも、今聴いてみるととても落ち着く音で、場所が許すなら使ってみたいなと思います。
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