TANNOYのエントリークラスの定番モデル「Mercury V」シリーズが新世代の「Mercury Vi」になって、V1i、V4i、そしてVCiの3モデルとして10月に発売になるそうで。
タンノイというと古き良きスタイルを変えない、ちょっとオールドスタイルなブランドというイメージもありますが、このシリーズに関しては少し毛色が違うように感じていました。
今回はさらにその方向性が強くなったようで、ソフトドームツィーターからマグネシウム配合のアルミ合金製ツィーターへと変更になっています。
これにより高域も伸びたようですけど、音の傾向もさらに現代的なものになっているのではないかと予想されます。
元々、このシリーズやRevolution辺りは旧セレッションの工場や開発者が手がけたのでは?という噂もありました。
古いCelestionは我が家にもありますが、見比べてみるとだいぶテイストは違う気もしますが、そうした血が混じってる可能性はありそうです。
話をViシリーズに戻しますと、ドライバーが変わったことでネットワークも変更されており、こちらも位相特性を改善するなどの現代化が図られているとのこと。
ただ、能率や重量、エンクロージャなどに変更はなさそうですし、あとは高域周りの音の好みレベルとも言えそうです。
実売価格の差がどれくらいかにもよりますけど、希望小売価格ベースでは値上げがないですし、最近のソースをバランス良く楽しむならニューモデル、といったところでしょうか。