パワーアンプ以外はJ1 Projectで固めた足回りですが、パワーアンプ用にはオーディオボードを探してみることにしました。
当初はACOUSTIC REVIVEのヒッコリーボード「RHB20」を考えていたのですが、狙っていた出物が売り切れてしまい、直後に見つけたTAOCの「SUB-50G」にしました。
古いものですし、おまけに傷が結構目立つので格安だったのもあり、オーディオボードをまずお試ししてみるには良いのかなと。
ボードのサイズはW488×H19×D439mmで約5kgと、そこそこの重量があります。
ボード自体を叩いてみるとTAOCらしい金属的な響きはあまりなく、普通の板という感じです。
真ん中のあたりに鋳鉄のシートが入ってるだけですから、それも当然ですけどね。
で早速、玄関マットの上に置いてあったパワーアンプ「A-45」の下にうまく滑りこませました。
簡単に書いてますが実際にはアンプがなかなかの重さですし、玄関マットの上でボードは滑らないしで、結構苦労しました。
音は低域にかけての曖昧さが減って、スッキリ締まった感じになって、当初は満足していました。
アンプの下の板でそんなに変わるのか、と懐疑的でしたが、音の変化は思った以上にあるようです。
また板を叩いた時には感じなかった鉄っぽいキンキンとした感じは多少感じられます。
ただ、しばらく聴いているとなんだか物足りなさを感じてきました。
どうも躍動感が薄れているのだと気づくまで、結構時間がかかりました。
たしかにクリアな感じなのだけど、なんか元気や生気がないような雰囲気になっています。
そこで一旦、パワーアンプから外し、プリアンプのほうに移動させてみました。
ちなみにプレーヤーも考えましたが、こちらはサイズの関係でやめておきました。
プリアンプのほうはJ1プロジェクトとの併用にしましたが、こちらは低域の躍動感もパワーアンプの時ほどは損なわれないようです。
ただJ1プロジェクトのほうが支配的ですし、入れるメリットがあまり強く感じられませんでした。
どうしたものか、と少し迷いましたが、玄関マットを撤去したらどうだろう?と思い、再び、パワーアンプの下へ。
すると今度は活き活きとした音になってくれました。
ボードの有無での比較をしてないので、玄関マット撤去の効果のほうが大きい可能性は否定できませんが、低域の量感や躍動感も確保しつつ、高域の冴えも出ているので悪くはないかなと。
また、音像の定位がちょっとした聴取位置の変化に繊細だったのも解消され、適度なライブ感も確保されました。
かと言って、ボーカルの口は実寸大のままで維持できています。
階下への響きを意識するあまり、どうしても吸音系のものを置いてしまいがちですけど、それが裏目に出ていたようです。
というわけで結果的にボードが効いてくれたというわけでもないのかもしれませんが、ボードによって音が思ったより変化することは確認できましたし、素材による音の変化もありそうだ、ということは分かりました。
見た目としても良い感じになりましたし、ひとまずパワーアンプの下で活躍してもらおうと思います。
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