TARA LABSのRCAケーブル「TL-101」の新品未開封品を見つけたので、なんとなく手に入れてみました。
正直あまり期待していたわけでもなく、WBTに近いコレットチャックのプラグとニセモノが多いTARA LABSの中で正規代理店のものということが決め手でした。
全くの未開封でしたので、しばらくエージングが必要だろうと思い、普段はXLRで使っているAKURATE DSにとりあえず繋いでみてビックリ。
エージングが進む前から、低域に深みがあり、揺らぎが少なくシャープな音像を展開してくれます。
揺らぎに関してはコレットチャックも効いているのでしょう。
ちなみにプラグに関しては、WBTそのものではなさそうな雰囲気です。
またTL-101はシールドのない2芯平行構造で、メッシュチューブもないはずなのですが、プラグを開けると網線が見える気がしますし、チューブも付いてます。
画像も海外だとこのタイプのを見かけるので途中でマイナーチェンジしたのかもしれません。
いずれにしても8N導体を使ってるのは間違いないですね。
音傾向としてはCHORDとかなり対照的なもので、押しのあるアメリカンサウンドではあります。
やや硬派ではありますが、その分、精度も高く、ガシッと前に出てくる太い音でありつつもボヤケないクリアさがあります。
これまでの経験では純度の高いケーブルは痩せ気味な傾向があるように思っていましたが、その心配はないようです。
現状ではほんの少しナローな風合いがありますが、気になるほどではなく、むしろ中域を大切にしている印象です。
透明感も両立されていますから、ガサツなところは皆無ですし、緩すぎず音楽的なバランスも良い扱いやすいケーブルです。
AKURATE DSのCHORD Shawline XLRとも比較しましたが、むしろShawlineのほうが音が膨らむ傾向で、やや曖昧さを感じてしまうほどです。
最新のShawlineとここまで戦えるとなれば、かなり高品位と言えるでしょう。
もちろん、Shawlineは位相変換プラグでの鮮度低下というハンディを背負ってるせいもあるかもしれませんが。
結局、今のところはTARA LABSのほうで聴くのがメインになっています。
ただ、音像がシビアなだけにまた左右の定位が気になったりもしてきました。
Shawlineだと分からないようなところまで聴き分けできるというのはなかなかのものです。
そちらの対処と対策についてはまた後日、別記事で書くとして、AKURATE DSとは相性がとても良いのでココで愛用することになりそうです。
現在は代理店もやめてしまったようで入手困難なのが残念ですし、ニセモノも多く出回ってますけれど、見つけたら入手してみる価値はあるかと思います。
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