TASCAMからDSD対応の据え置き型レコーダー「DA-3000」が開発発表されています。
発表自体はだいぶ前だったんですが個人的にまたDSD機材が気になりだしてきたので、ここで取り上げてみようかと。
この機材自体はラックマウントの業務用という感じですが、DSD 5.6MHzでの録音にも対応していて面白いなぁと。
一般ユーザーでも購入可能なDSD機器というとこれまではKORGのものくらいしかない状況だったわけですが、民生用にも出て欲しいなぁと思ってみたり…。
昔はエアチェックという文化があったこともあり、オープンデッキとかカセットデッキはオーディオコンポの中では結構な比率を占めてたんですが、デジタルになってからは録音機器はどんどん衰退していったんですよねぇ。
アンプにしても昔はREC OUTやTAPE MONITORがほぼ必須だったんですけど、最近の機種はもうほとんど消えてしまったんじゃないかな。
デジタルだと劣化しないとか言いつつも著作権絡みでガチガチだったり、非可逆圧縮ばかりになってしまっているのはちょっと残念な気もします。
私の使い方としては紗羅のピアノを録音する程度なのでポータブルのほうが良いんですけど、こうしたモデルでDSD録音の敷居が下がればインディーズとか自費出版的なものにもいわゆるハイレゾ音源が身近になってくれるのでは、という期待があります。
DA-3000はもちろんPCMでも192kHzまでに対応していますし、単体では2chですけど複数台同期録音再生とかもできますし、アナログレコードのデジタル化にも使えるくらいの価格だったら良いなぁと思ってるところです。