TEACからネットワークプレーヤー機能付きCDプレーヤー「CD-P800NT」が5月下旬に発売予定だそうで。
光学メディアプレーヤーとしてはごく普通のCDプレーヤーですが、これにDLNA 1.5準拠のネットワークプレーヤー機能を内蔵しているという製品です。
YAMAHAからもCD-N500というモデルが出ていますが、USB-DAC機能を搭載した機種はたくさんあるわけですから、そのバリエーションでこのタイプも増えてくるのは必然かと。
CD-N500は24bit/192kHzまでのPCMに対応でしたが、今回のCD-P800NTは5.6MHzまでのDSDにも対応しています。
DACにもDSD対応のPCM1795が採用されていて、これは同社のUD-501と同じです。
またオペアンプにはNJM8901だそうで、別にオペアンプやDACチップで音が決まるわけではありませんが、このクラスとしてはかなり奢った構成と言えるでしょう。
ちなみに予想価格は5万円前後とのことです。
USB-DAC機能はさすがにありませんが、前面と背面にはUSB端子があり、ここからUSBメモリやiOS機器内の音楽ファイルを再生できます。
ネットワークプレーヤーは環境さえ整えば、これ以上便利なものはないのですが、気軽さでいえばこのファイル再生も結構良いのかなと。
ただファイルやフォルダ数が多くなってくると本体の操作性次第というところもあるでしょう。
操作性は使ってみないとなかなかわかりにくいですが、大型のダイヤルや日本語表示に対応ディスプレイもあって、ファイル再生では役立つかも。
ネットワークプレーヤーの場合は本体ディスプレイよりもタブレット主体で操作するからあんまり関係ないんでしょうけどね。
これ以外にもインターネットラジオの再生にも対応しているなど、充実した機能を持った一台のようです。
ただ背面を見るとなんとなくこれまでのTEAC製品と少し違うのかな?という印象もあります。
もしかするとどこかのOEMの可能性もあるのかもしれませんが、製品としての完成度さえ高ければ特に問題はないとも思います。