TEACのヘッドイレーサー「E-1」を入手しました。
1973年頃の品らしく、箱も含めてかなり年代を感じます。
電源ケーブルなどは交換したほうが良いかもしれませんね。
動作のほうは問題ないようで、オープンリールデッキのヘッドを無事に消磁できているみたいです。
スイッチを入れるとブーンと音がしますが、これは消磁そのものによるものではなく、内部にブザーのような構造があってその鉄板が振動しているだけですから、本当の動作は分かりませんけど。
また徐々に磁力が変化するような細やかな仕組みはないので、手動で距離を遠ざけて減磁する必要があります。
先端には本来、ビニールカバーが付いていたはずですので、これはあとでシリコンゴムとテフロンテープで保護しておきました。
付けておいたほうがヘッドにぶつけなくて安心そう、というだけですけども。
強さは時計用のほうがある感じがしますが、やはり専用のほうが程良い強度なのかなと。
特にノイズが減るとか帯域が広がると分かるほどではないですが、やっぱり安心感があります。
時計用のほうが効果は強いでしょうが、失敗した時の副作用も大きいはずですし。
カセットの場合、録音していればそこそこ自身で減磁したと思いますけど、オープンリールデッキはヘッド間が離れていますし、今は再生主体なので数十時間に一度くらいはやっておいたほうが良いでしょう。
ただなにぶん古いですし、これから入手される方は自動減磁機能もあって腕時計などでも併用できる現行の製品のほうが良いとは思いました。