TEACから純正のオーディオプレーヤーソフト「TEAC HR Audio Player」のβ版が公開されていたので、早速試してみました。
当初、Windows版のみが発表されていたような記憶がありますが、ちゃんとMac版も用意されていて安心しました。
ただ、メーカー純正ということもあり、あくまでもTEACのUSB-DAC機器のみの対応とのこと。
さらに現状はβ版なので、UD-501のみ対応とのことでしたが、手持ちのUD-H01でもFLAC等では動作しているようです。
なお、他のhiFaceやJAVS X-DDCなどは機器一覧にも出てきません。
プレーヤーとしてはDSD 5.6MHzにも対応していて、MacでもDoPによるDSD再生がサポートされています。
ただ、これはあくまでもハードウェアが対応していれば、ということで、UD-H01では無理です。
試しにDSFファイルを再生させてみましたが、プレーヤー上は再生されているように見えるものの、実際には音が出ませんでした。
見た目はシンプルで軽快そうなソフトですが、CPU負荷は意外に高く、常時15%くらいあります。
Audirvana Plusが通常時はせいぜい数%なのから考えると結構高めです。
あと、ファイルをバッファメモリに展開させることも可能で、とりあえず384MBにしてみましたが、これによる音の変化はそれほど目立たない感じです。
肝心の音質ですが、いつものUD-H01よりは穏やかな音で、オーディオメーカーらしい良い仕上がりだと思います。
最近のDACにありがちな高精細だけど耳障りな感じがうまく緩和されているのが好印象です。
響きも程よいですし、PCオーディオとしてはハードウェアだけでなく、ソフトウェアも合わせたトータルのクォリティが問われるでしょうから、他のオーディオメーカーも追従してくるかもしれませんね。
ただし、まだβ版ということもあって、曲が切り替わる時にDockアイコンが跳ねるとか、曲を追加する時に楽曲情報の抜き出しに時間がかかるのか、かなり待たされてハングしたかという感じになるなど、不具合もチラホラ。
これから徐々に完成度を上げていくかと思いますから、正式版が楽しみです。