TEACからハイレゾ・マスターレコーダー「SD-500HR」が11/18発売予定だそうで。
まず注目ポイントはTASCAMではなく、TEACからの発売という点でしょう。
これまでもTASCAMではDA-3000などが出ていてそれなりに定番になっていましたが、民生用としてもレコーダー復権を狙ってきたのかなと。
実際のところ、ラックマウントがない以外はDA-3000とほぼ同等のようですし。
SD-500HRも録音先はSDやCFで、HDDは搭載していません。
編集はTEACから配布されているエディタでパソコン上でもOKですし、本体にUSBキーボードも接続可能ですから、そちらである程度の編集もできるようになっています。
私はアナログレコードの録音に現状、PCM-D100を使っていますが、ポータブルよりはやはり音質面でも有利でしょうし、そもそも使い勝手が良いでしょうね。
DSDも5.6MHzまで対応していますし、24bit/192kHzまでのPCMでも録音可能で、デジタル入力もあるので単体のDAC、あるいは単体のADCとしても使えますから、DAC代わりといった使い方も良いでしょう。
ただしUSB-DDCの機能はないので、そこは別途用意する必要があります。
DACはPCM1795のデュアル構成、ADCはPCM4202が採用されています。
コンパクトな筐体ながら、アナログ入力はRCAとXLRもあり、PCM-D100のミニジャックとは大違いです。
XLRは2番ホット固定ですが、そう大きな問題ではないでしょう。
デジタル入出力は共に同軸デジタル、AES/EBU、SDIF-3と、TASCAMの血統をそのまま引き継いだ充実ぶりです。
ヘッドフォン端子も用意されてますし、お値段も8万円台とそこそこですから、据え置きの録音機材が欲しい方には良い選択肢になるのではないでしょうか。
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