• 022月

    先日お試しで入手してみたAMETEKの電源コンディショナーが思った以上に効果的だったので、普通のアイソレーショントランスも気になり、東亜電子の「CMF1-500」をゲットしてみました。

    先日のも医療機器用でしたが、今回のも医療機器向けのものでオーディオ用ではありません。
    電圧変動を抑えるようなことが書かれていたので多少なにか付加的な回路があるのかなぁと思いましたが、あっさりとトランスのみという構成でした。

    今回のもやや出力電圧は上がる傾向で、無負荷ではありますが105.8V(入力側102V)となっています。
    電源ケーブルを変更可能なのがちょっとオーディオ的に弄れそうな要素でしょうか。

    とりあえずお試しでAMETEKを撤去する前に、まずはプリアンプだけ東亜電子につないで試してみました。
    力強さは出た気がしますが、そこを求めるならむしろ電源タップ直接のほうが良いのでは?という第一印象で正直あまり芳しくありませんでした。
    ただ、DP-77とC-280Lは何度も修理に出した原因が電圧変動にある可能性もあるので、できればそこはいずれかのアイソレーショントランスを通したいなという計画で、まずは一旦、AMETEKを撤去して色々聴いてみることに。

    最初は金属製のカバーが付いていますが4口ほどあるので、プリと入力系を接続することにしました。
    アイソレーショントランス自体の唸りはAMETEKよりはだいぶ小さいですが、ゼロというわけではありません。
    音はやっぱりゴチャッとしてしまい、壁コンセントから電源タップまでの対策が全て無になってしまったような感覚です。
    これでは入れないほうが良い…としか言いようがないですね。

    AMETEKも実は同様なのかなぁと迷いつつ、一旦、AMETEKをネットワーク機器に割り当てるのを試してみました。
    Soundgenic用アナログ電源とネットワークハブ2台、汎用NASのACアダプタをつないだ形です。
    本来はパソコン本体こそアイソレーションしたほうが良さそうなのですが、Mac Proだと電力面でやや不安があります。
    一番関与が深いHP-A8(USB経由でSoundgenicと接続)はガサツな感じが減って滑らかになりました。

    ただこの状態でプリやDP-77を電源タップに戻してみると、力強さはたしかに良いのですが、AMETEK導入時のクリアさも捨てがたいものがありました。
    そこで東亜電子のほうをネットワーク機材側に、AMETEKをオーディオの入力系に使う形で当面は様子見することに。

    戻してみますと、こちらのほうがやはり臨場感の再現性が高いように感じられます。
    またこの機会にDP-77にabsolute POWER CORDを割り当ててみたところ、穏やかながらドッシリとした厚みとエネルギー感が高まりました。
    MDユニットは上流側に使うと効果が出やすいとは聞いていたのですが、以前はやはりアンプのほうが効果が目立ったんですよね。
    そこはDP-77を修理に出して何かしらの不具合が解消した影響もあるのかもしれません。

    電源ケーブルやAMETEKにどこまで機材を割り振るかはまだ微調整が必要ですし、東亜電子もパソコン系でもっとノイズをばら撒いていそうな機材に割り振るべきかは悩みどころですが、ともかくアイソレーショントランス自体の配置は決まった感じです。
    ぶっちゃけ、ただのアイソレーショントランスのみだと高周波ノイズへの対策も弱く、オーディオへの対策には大きな効果は期待できないのかなぁという印象がありました。
    逆に言えば、AMETEKはスナバ回路の部分が功を奏しているのでしょうし、それでも功罪相半ばする部分はあるのかなと再認識した次第でもありました。

    (当サイトでは、Amazonアソシエイトをはじめとした第三者配信のアフィリエイトプログラムにより商品をご紹介致しております。)

    Filed under: Audio
    2020/02/02 3:00 pm | 東亜電子 CMF1-500 はコメントを受け付けていません

Comments are closed.