Micromegaの音はとても気に入ってるんですが、この夏の暑さからどうしても電源を入れたくない日々が始まってしまいました。
出力で言えば60W+60Wとそれほど大型のアンプではないのですが、消費電力は220Wと意外に多くて、発熱も結構あるんですよねぇ。
そこで、LXA-OT1導入後、ずっと眠っていたTopping TP21を復活させてみました。
こちらはデジタルアンプですから、12W出力で使った時でも効率は88%もありますから、通常の音量なら、わずか数ワットで済みます。
もちろん、マイクロメガも通常の音量なら220Wは食わないでしょうが、発熱を比べてみても明らかにこっちが夏向きですね。
暑さ対策で仕方なく復活させたToppingでしたが、聴いてみると思っていたよりあ良い感じです。
LXA-OT1に変えた時点ではAURATONEでしたから、DALIのほうが相性が良いのかも。
比較的素直に鳴らすので、DALI側のクセだけになってシンプルな音になる感じです。
ただ、高域に少しだけトゲがある印象で、この帯域に掛かる楽器ではちょっと嫌味が乗る印象です。
8kHzあたりに小さなピークがあるのではないかなぁという感じで、長く聴いていると飽きる気がするのは、使っていた当時と同じ雰囲気ですね。
色んな楽曲で試してみましたが、弦楽器との相性はわりと良い感じです。
これもDALI側の良さが残ってるおかげという感じで、低音もしっかり伸びています。
ただ、録音によっては弦のかすれ音が目立ったり、低域の量感がやはり多少控えめになるのは仕方ないところかも。
逆に相性が悪いのが女性ボーカルで、音に広がりがなくデッド過ぎるためか、非常に平面的なサウンドになってしまいます。
ピアノのタッチが不自然に付帯音っぽくて耳障り、と言ってしまうとちょっと言い過ぎかな。
やはり全般的に奥行きが足りず、平面的なのが欠点です。
デジタルアンプでは真空管やオペアンプを使ったプリを持ってくることがありますが、なるほど、その意味が分かるような気がします。
うちにもONKYOのプリがありますが、あれはそういう方向性でないし、せっかく抑えた消費電力を増やしても仕方ないので、しばらくはこれで我慢しようかと。
いつでもマイクロメガに戻せる状態になっていますしね。
もう少しハイグレードなデジタルアンプも気になるところですが、そうなるとやっぱり候補はNmodeかな。
元になるSHARPの1bitアンプは聴いたことがありますが、なかなか好みだった記憶があるので、Nmodeも一度ちゃんと試聴してみたいところです。
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