Toppingから新しいデジタルアンプ「TP23」が登場したようで。
型番からすると、うちにもあるTP21やTP22の後継っぽいですが、内容はずいぶん違います。
TP23はUSB-DAC内蔵でUSB入力のみという、なかなか大胆な構成になっています。
DigiFiの付録に付いていたOlasonicのUSBアンプに近い構成ですね。
DAC部はそのOlasonicと同じバーブラウンのPCM2704が採用されているとのこと。
Stereo 1月号に付く予定のLXU-OT2もPCM2704ですが、これは16bit/48kHzまでの対応で、ちょっと今さらかなぁという印象もあるんですけどね。
単にハイレゾに対応しただけのスペックを求めるわけではないのですが、音質面でもこのチップを使ったものは今一歩な印象が強いので…。
ただ、PHILIPSのUDA1351TSも使ってるそうで、そうなるとPCM2704はUSBレシーバー機能だけ使って、その後はUDA1351TSに任せてるのかもしれませんから、上記の機種群よりも有利な可能性もありそうです。
これまたパーツだけでは決まらないわけではありますけどね。
デジタルアンプ部分はTripathのTA2021Bが採用されています。
TP21がTA2021なので、これとほぼ同等でしょうか。
また、電源スイッチもなくて、PCの起動/終了で自動ON/OFFされるというのは、USBのみを入力とするからこそ出来る技ですね。
ただし、OlasonicのようにUSBバスパワーで動くわけではなく、実動作に必要な電力はACアダプタ(14V4A)から供給されます。
価格はTP22よりも安く、7000円を切っているので、お買い得感はありますね。
Olasonicの付録やLXA-OT1 + LXU-OT2があれば、それでも十分なグレードかなぁという気もしますが、安定して入手できるという点では良い選択肢かも。
私自身はとりあえずLXU-OT2をゲットしようかなぁ、という感じですけどね。