VortexBoxがうまくいかなかったベアボーンキット「Shuttle XS35V3」ですが、一旦はWindows 8.1を入れたものの、やはり気になるのでUbuntu Studioをベースにして、ここにMPDをインストールする方法を試してみました。
Ubuntu Studioのインストール自体はGUIの整ったインストーラーがありますから、難しいポイントは全くありません。
あえて言えば、XS35V3はHDMIとD-Subの画面出力を持っていて、どうやらD-Subのほうがメイン的な位置づけらしく、HDMI側で画面が出なくなるケースがあったくらいでしょうか。
先日のWindows 8.1で画面解像度が1280×1024までになっていたのも実はこれが問題で、D-Subのほうを止めれば1920×1280も問題なく出力できるようです。
さて、Ubuntu Studioがインストールできたところで、MPDを入れていきます。
Web上の先駆者の方々の情報を元に進めたので、基本的にはそんなに迷わず進めました。
唯一引っかかったのはこちらの情報を参考にしてbind-to-addressの設定行の#を外したんですけど、ここは#のままでないとクライアントアプリからコントロールできませんでした。
で、ひとまずはshuttleの中に楽曲を置き、iPhoneにクライアントソフトとなるmPoD
をインストールしてみました。カバーアートがない場合にAmazonなどから取得してくる機能が誤動作していたりしますが、ひとまず再生できました。
ただ、Ubuntu StudioのGUIをまだ活かしているから、というのもあるのでしょうが、音が途切れるケースが見受けられます。
音質的にもとりあえず鳴りましたよ、という状態で、これまでのAudirvana PlusやCDプレーヤーからの再生に対してメリットが享受できるレベルには到底ないなぁというのが正直なところです。
GUIをオフにすれば全然違うのかもしれませんが、NASや共有フォルダへのアクセスによるネットワーク負荷も増えますし、mPoDやMac用クライアントのThereminなどの操作性も正直あまり好みではないかも。
USB-DACがパソコンやUSB品質に依存するようにネットワークプレーヤーもやっぱりネットワークのインフラに依存する部分が大きいのかなぁというのが感想ですね。
ということで検証はしてみたものの、これを本格的にメイン音源にすることはなさそうです。
考え方としてはなかなか面白いのですけどね。
Shuttleのほうは時間がある時にもう一度、Windows 8.1に戻そうかと思ってるところです。
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