MacBSの日常生活的日記

Unique Melody Maverick

Unique Melodyのイヤホン「Maverick」を念願かなって入手しました。

このイヤホンを代理店さんからお借りしたのはかれこれ8年ほど前のことになります。
当時は据え置きオーディオもDALI Royal Menuet IIやLINNを使っていた頃でしたが、それでも他の手持ちのイヤホンはおろかスピーカーでも「格差」を感じるほどの鳴りっぷりに驚いたものです。
そこまで気に入ったのなら早く入手すれば良かったのでしょうけど、後継モデルも続々出ていましたし、だんだんと外で聴く機会が減ったりしてタイミングを逃していました。

今さらですがBAユニット4つにドライナミック1つで5ドライバーという「多ドラ」の括りに入ると思われるIEMですが、つながりの良さの素晴らしい仕上がりです。
今回改めて聴いてみてもその感覚は全く色褪せることなく、穏やかでありつつもワイドレンジで空間的な広がりもある素晴らしいものです。

ただそれなりに上流は良いほど伸びしろも大きいわけで、純正ケーブルだとHugoじゃないとパワー不足感が強いです。
DAP単体ではPLENUE Sのヘッドホンモードでも結構厳しい感じですが、もちろん鳴らないというほどではないです。
そこでケーブルをAcoustune ARC21に交換してみるとだいぶ音に太さが出て、こちらのほうがDAPでの鳴りは良さそうです。

ちなみにAstell&Kernの2.5mmケーブルも付属していましたが、こちらの素性は正直良く分かりません。
おそらく何かのイヤホンに付属していたものだろうと思うのですけど、それでL字プラグのが見当たらないのですよねぇ。
2.5mm自体がAK300等くらいですし、3.5mmのほうが扱いやすいのでひとまず保留です。

イヤーピースは標準ではフォームタイプが付いていますが、とりあえずSpinFitにしました。
ステムがだいぶ太めでfinelのイヤーピースはなかなか入らなそうだったので、ひとまず仮のつもりでしたが相性はかなり良いです。
SpinFitだと大きめのボディで多少耳へのフィットがズレてもブレず、広がりが適度に出て空間再現が良くなります。

アンプ側はDAPだけでなく、HugoやHiFi-M8、HP-A8など色々試しています。
ある程度の駆動力さえあれば、低域がスゴいとかそういうアピールするようなところはなく、ごく自然に音楽を楽しませてくれます。
長く聴いていても全く飽きず、新しい発見がたくさんあるのがこの機種の最大の魅力かなと思っています。
これまで聴き取れなかったような音がどんどん引き出されてきますし、開放型のような感覚すら受ける広がりがあるサウンドです。

詳細はまさに過去レビューどおりなのでそちらを見ていただくとして、今回も他のイヤホンやROKSANのスピーカーでは「アレ、こんなに低音出てなかったっけ?」という落差を感じつつ、今もMaverickで音楽を楽しみながらこれを書いている次第です。

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