LUXMAN P-1導入でケーブルの違いが良く分かるようになったのもあり、USBケーブルも再度比較してみることにしました。
これまではACOUSTIC REVIVE USB-1.0PLSだったわけですが、まずはコレを基準にしてみます。
X-DDCはUSBケーブルの差が出やすいよう、バスパワー駆動で比較してみました。
USB-1.0PLSはボリューム上げてもうるさくなく、爽やかな感じがします。
やや高域のキレは良くないかな?という印象があり、低域は深さよりも歯切れが良い印象です。
USB接続のデメリットを上手く抑えてくれているようには思います。
お次はCHORD USB SilverPlusです。
エントリークラスのケーブルですが、これまではHD-7AのUSB入力につないであったのをそのままX-DDCに移動させた形です。
ジャズの44.1kHz音源で最初は比較したのですが、ドラムが弾む感じがあり、ピアノのタッチがしっかり芯があって、なかなか好印象です。
ハイハットも耳障りではなく、サラッとしていますし、ウッドベースの響きに厚みがあるのが良い感じです。
どうもコレはケーブルそのものの違いだけでなく、HD-7AからUSBケーブルを抜いたのも影響しているかもしれない気がしてきました。
そこはひとまず置いといて、次はQED Performance Graphite USBを試します。
これはさらにエントリークラスのケーブルですが、しっかりQEDの音色なのは面白いものです。
高域が伸びていて音は固めで、長く聴いているとちょっと固すぎるかなと。
USBケーブルで繋いでます!というウィークポイントも感じますし、やはりそこは価格差を感じる部分です。
そこで改めて他のケーブルを単独接続で厳密に試すことにしました。
CHORDは広がりがあるのですが、ややナローレンジで柔らかすぎる印象が残ります。
それが柔らかい耳あたりになってる部分もあり、やさしい音ではあるのですが、ハイレゾ音源ではちょっと物足りなさも出てきます。
ACOUSTIC REVIVEのほうはカチッと現代的なサウンドで、他の接続機器の影響もいちばん少ないです。
それでもやはりUSB接続である以上、少なからず影響を受けることが良く分かりましたから、次はそこに対処です。
USBターミネーター「RUT-1」はこれまでUSBハブのほうに装着してあったのですが、これをiMac側の空いたUSB端子に移動させてみました。
X-DDCと繋いでいるUSBケーブルのすぐ隣に持ってきた形です。
これでS/Nがグンと上がってX-DDCに外部電源を使うのに近い効果が得られました。
その上で各ケーブルをしつこく比較しまして、だいぶ迷いましたが現状は長時間聴きやすく、ノイズ低減効果が高い組み合わせということで、CHORD USB SilverPlusにRUT-1を組み合わせることにしました。
X-DDCについてはトランス式電源も用意してありますから、本気モードの時はコレを入れればさらに改善もできますし。
これで確定!とまではいかないかもしれませんが、USBケーブルによる音の変化もやはりかなり大きいことが分かった形です。
ちょっと別の部分で変化があるかもしれないので、それを待ってまたUSBケーブルの再チェックはしてみることにしたいと思います。