ウィーンアコースティックから新しいスピーカー「Haydn Grand Symphony Edition」が出ているようで。
そもそもこのブランド自身知らない方のほうが多そうですが、名前のとおり、オーストリアのスピーカーです。
創業からもそう長くなくて、しかも輸入代理店が廃業しちゃったこともあって一時扱いが途切れてましたが、新たな代理店も決まって日本市場に復活してたんですね。
ちなみに同じ代理店だったARCAMのほうはまだ決まらずで、そちらもかなり残念なんですけど…。
現行ラインナップは全て有名な作曲家の名前が付いていて、ベートーヴェン、モーツァルトに続き、今のところいちばん安いクラスが今回のハイドンです。
海外の本家ではバッハもあるし、作曲家以外の名前のモデルも多数あるようですけど。
共通した特徴は「X3P」というウーファーユニットでしょう。
コーンの部分はポリプロピレンですが、こちらも3種類を合成したもので、これを「X3P」と称してるんですね。
さらに他のメーカーでも似たような構造は結構ありますけど、クモの巣状のリブでコーン紙が補強されています。
ツイーターのほうは自社製ではなく、Stereo誌の付録でも有名なScanSpeakとの共同開発によるシルクドームです。
スピーカーメーカーでもユニットまで自社生産してるところはそう多くはないですし、むしろ品質管理やコスト面ではある程度任せたほうが良い部分もあるでしょうね。
日本国内でいえばもうちょっと自社生産もやって欲しい気持ちもありますけど。
上品そうな仕上がりのエンクロージャーはいかにもクラシックを気持ちよく奏でてくれそうですが、お値段はやっぱり結構高めですねぇ。
色々気になる製品は増えましたが、地元ではなかなか聴ける機会がなくなってきたのもやや悲しいところです。
出張時にショップを覗くのも良いですけど、秋くらいにたくさんあるであろうオーディオフェア的なイベントにうまく行けるように、今から狙っておこうかな。