ちょっとケーブルを整理していたら箱の底からずいぶん前に自作した仮想アースが出てきました。
当時はこんな感じでキレイだったのですが、長年眠ってたので見た目は燃えないゴミといった風合いです。
ちなみに材料は以下のような感じだったようです。
・ハンドルキーパー(900mlのガラス容器)
・ガーデニング用竹炭
・ステンレスたわし(解いてその隙間に竹炭)
・スピーカーケーブル(たわしに結線)
LINN黒箱のアース対策に悩んでいて作ってみた記憶があります。
当時は音がちょっと変化したものの、正直あまり効果が良く分からなかったというのが正直なところです。
ただアースとして電位が低下する点よりもノイズ減少はやや感じられたので、ものは試しで再投入してみました。
デジタル系にはRPC-1が付いていますので、アンプ系のRTP-4 absoluteに装着です。
元々は長めのケーブルが出ていましたが、何故かコレをプレーヤーのアース線に切って使っちゃってるので短いまま装着してみました。
なんともアンバランスな感じですが、何事もやってみないと分からないですからね。
早速、いつものようにLINN AKURATE DSで無音FLACを再生し、これをXLRで接続したC-280LからREC OUTでPCM-D100に入れて20秒ほど録音し、Audacityで周波数解析しました。
その日や時間帯によってノイズは変化しますので、抜き挿ししつつ連続して録音してみたものを、あくまでも相対比較でみていただくのがよろしいかと。
まずは仮想アース無しから。
そして仮想アースをタップに装着すると…。
なんとまぁ不思議なことに、ハムも-92dBまで減少していますし、その高調波もだいぶ減っています。
ただ音がどうなるかも未知数ですから、そちらも同様に抜き挿ししつつ聴き比べてみましたが、仮想アースがあったほうが明らかに位相の回りが少なく、像がビシッと定まります。
シャーシ電位などは全くと言って良いほど変化がありませんし、似たような仮想アースを自作されていらっしゃる中でもかなり小さめの瓶ですし、竹炭とチープな作りなのですが、予想外の効果を発揮してくれています。
RPC-1やRGC-24tripleC-FMなどの配置も含めていろいろ試しましたが、結果的には当初の配置がベストだったようです。
RPC-1はAKURATE DSの隣のコンセントがベストでしたし、RGC-24tripleC-FMはC-280LのLINE-1が最良で、これをLINE OUT(ホットピンは絶縁のアダプタを使います)では位相の乱れが出てしまいました。
仮想アースもC-280Lのコンセントの隣が最良で、パワーアンプの隣だとこれまた効果が薄れました。
いずれにしても相互にアースループが生まれたり悪影響が出たりせず、それぞれの役割を果たしてくれるのが便利で良いですね。
ちょっと見た目がアレですけども、当面これで運用してみたいと思います。
なおアースにつなぐとはいえ、100Vのコンセント周りでの使用となりますので、実施はくれぐれも自己責任でお願いします。
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