MacBSの日常生活的日記

WEISS INT204

WEISSからDSD対応のUSB-DDC「INT204」が出ているようで。

hiFaceなど一時は結構盛り上がったUSB-DDCなんですが、このところDSDが流行ってきたこともあり、最近はやや下火なんですよね。
DDC機能も含むUSB-DACのラインナップが充実したというのもあるのでしょうが、DDCはUSB入力で光や同軸デジタル出力という形式ですからPCMしか伝送できないから、というのがあってDSDにしっかり対応できないから、というのが大きいかと思います。

そんな中、今回のWEISSの製品は同社初のUSB対応DDCということになります。
これまではFireWireを使っていたんですよね。
DSDにはDoPで対応していますが、当然ながら出力は光・同軸・XLRでやはりDSDを出すことはできていません。
つまりパソコンからはDSDネイティブで受けてINT204内でPCM変換されるということになります。
実際の出力は16/24bitのいずれかで88.2kHzもしくは176.4kHzを選択して出力可能だそうです。

それじゃパソコン内でPCM変換するのとなんら変わらない、と思われがちですけど、そこはWEISSならではの技術も活かされているようです。
実はWEISSはハードウェアだけでなくソフトウェアも有名で、Saraconというメジャーなサンプリングレートコンバーターも輩出しています。
この技術を活かしたPCM変換がハードウェアで実施されると考えれば、手持ちのDACを活かす意味ではメリットも大きいのではないかと。

ただお値段はWEISSだけにちょっと高価で、20万円ほどのようです。
そもそも売っているお店が少ないというのもやや難点ですね。
DSD音源もまだまだメジャーなものは少ないですが、将来的にはDDCからもDACにDSDが直接送り込める規格をしっかり定めてもらいたいところです。
#HDMIで出来るらしいから、それがいちばん良いと思うんですけどねぇ。

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