近所のリサイクルショップで第一電波工業の安定化電源「GSV500」を見つけたのでゲットしてきました。
このところ、オーディオ環境を色々と見直していくうちに、CDプレーヤーからのデジタル出力のほうがパソコン側からよりもだいぶ優位になってしまっていて、どうしたものかなぁと考えていたタイミングだったんですよね。
違いは当然ながらUSB-DDC(とプレーヤーソフト)ということになりますが、X-DDCはそれなりに優秀なはずで、そうなるとやっぱり電源かなと。
X-DDCは元々バスパワーでも動作するんですが、USBケーブルに加工をして電源線を遮断し、秋月電子通商の12VのACアダプターで給電していました。
これもそれなりに優秀だと思うのですが、試しにフェライトコアを巻いてみるとやっぱりずいぶん印象が変わるんですよね。
そんなちょうどよいタイミングで安定化電源がやって来たのでありました。
今回ゲットしたGSV500は6~15Vで可変できるリニアシリーズの安定化電源です。
最近のはコンパクト化のためもあり、スイッチング電源のが多くなってますが、据え置きで使うにはトランス式のリニア電源のほうが嬉しいかも。
もう一つ大きいタイプも店頭に並んでましたが、これでも連続5Aまで行きますからX-DDCには十分すぎます。
X-DDCは9~12Vで動作可能ですが、まずは9Vで動かしてみることにします。
接続用のDCケーブルは以前、カーバッテリーで駆動した時に作ったシガーソケットのがあるのでこれを使いました。
念のため、テスターでも測ってみましたが、本体のメーターで示す値でほぼ正しく出ていました。
電圧だけでなく電流も見られるのも便利ですが、ツマミで簡単に電圧を変更できるので、過電圧や低電圧供給には十分な注意が必要です。
早速聴いてみると、一聴して低域がしっかり伸びて安定したのが分かります。
X-DDCの電源での変化はこれまでも体感してきましたけど、USB-DDCであってもやっぱり電源での違いはかなり大きいですね。
USBケーブルでの違いもそれなりに体感していますが、私としては電源線を遮断して安定化電源のほうが方策としては差が出やすいように思います。
カーバッテリー駆動も静寂感では良さがありましたが、ややパワー不足なところもあったのでトータルだと安定化電源のほうが上かと。
電圧のチューニングなどはまだこれから試してみたいと思いますけど、少なくともACアダプターにはもう戻れませんね。
なお、Stereo誌付録のLXA-OT3(LXA-OT1)に使うにも良い感じのスペックです。
LXA-OT3はゲットしてませんが、OT1でも付属のACアダプターが弱点なところもあったと思うので、ACアダプターを使ってる方は検討してみる価値はあるかも。
コスト的には新品だと付録本体を大きく上回ってしまうでしょうが、結構リサイクルショップでも見かけるので、こまめにチェックされてみると良いかと思います。