JAVSのUSB-DDC「X-DDC」ですが、ぼちぼちエージングも十分になってきましたし、電源周りを色々と試してみることにしました。
本来はUSBバスパワーで動く機種ですが、9〜12VのACアダプタで外部から電源供給することも可能です。
当初はLXA-OT1付属の12Vスイッチング電源ACアダプタを使ってみましたが、これだとバスパワーとそれほど大きな差が出ませんでした。
ってことで、こちらもLXA-OT1用に導入してあったカーバッテリーでの駆動をやってみることに。
軽く聴いてみたところ、わずかながらノイズフロアが下がったような印象を受けます。
hiFaceと比べると低域の押しが弱い傾向があるX-DDCですが、この傾向自体はそれほど大きくは変わらない感じです。
高域はトゲがなくなったものの少し柔らかすぎる印象もあり、全体的にレンジ感よりも密度感重視の描写といったところでしょうか。
元々、hiFaceとは対照的な音の傾向ですが、さらにそれが強まる印象かな。
もちろん十分な底上げになっていて、手持ちの音源ですとBob Mamet Trioのような精細な録音では底力が引き出されるように感じます。
この辺りは好みの領域だと思いますが、本来はDDCで味付けをすべきではないでしょうし、X-DDCの傾向が正しいのかもしれません。
DDCでそんなに変わるものなのか?という疑問もあるかと思いますが、USBケーブルから供給される電源というのは結構いい加減なものですしねぇ。
ちょうどzionoteさんが製品化しているWireDreamの「ORPHEUS-USB2」のような、電源線を配線しないUSBケーブルを使ったら、さらに面白いかも。
なお、電源線を配線しないのは本来のUSBケーブルの規格からは外れていますから、動作しない機器も多いのですが、X-DDCは動作確認されているようです。
あと、カーバッテリーはやはり手軽さという点でちょっとイマイチなところがあるかも。
X-DDCは幸い9Vから動作しますから、eneloop music boosterを使うのも良いかもしれません。
こっちも気になってるんですが、うちには12Vと5Vの機器が多いですからねぇ。
そういう意味ではBusPower-Proのほうが実験的な使い方としては面白そうです。