ASUSTekからUSB-DAC「Xonar Essence STU」が発売になるそうで。
オーディオメーカーからはそれこそ把握しきれないくらいのUSB-DACが出ていますが、パソコン側のブランドから出ているのはかなりマイナーな部類かと。
昔はサウンドブラスターなどが幅を利かせていて、ONKYOのが珍しいくらいだったのですけどね。
ASUSは少し前にも「Xonar Essence One」を出していて、価格的には今回のほうが下位モデルっぽい感じですが、USBコントローラーにCM6631A、DACにPCM1792A、さらにオペアンプにはLME4920やLME4562、TPA6120A2と、なかなか豪勢な素子を投入してあります。
素子だけでいいえばPCM1792Aを搭載したSTUのほうが上ですが、OneのほうはPCM1795が2つでDSPにADSP-21261を積んでいるので、単純には比較できないかも。
ただ、前作も発売前の期待とは裏腹に、ユーザーの評価はオーディオ的な観点でのみ言えば意外と高くなかった印象でした。
整数倍の8倍オーバーサンプリングが期待外だった側面もありますけど、音の作りこみの点でオーディオ専業メーカーとはやはり技量の差があるのかも。
今回はそんなDSP部分を排除していますし、だいぶ熟れていると良いのですけどね。
なお、Oneのほうもその後、オペアンプをMUSES01にしたモデルを出していますし、今回のもオペアンプ交換可能になっています。
オペアンプ交換はわりと気軽にできる調整要素で面白いのですけど、群雄割拠なUSB-DACとしてはそこそこの価格帯ですし、下地になる部分の完成度の底上げもされていると良いなと思います。
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