ヤマハからポータブルレコーダー「POCKETRAK PR7」が5月に発売されるそうで。
これまでもPOCKETRAKシリーズはいくつか出ていましたが、今回のPR7は少し大きめになって音楽録音に向けてより強化された印象です。
とりわけマイクは大型のクロス型XYステレオマイクになっていて、正面の写真だと分かりづらいですが、厚み方向では最薄部の倍近い厚みになっていますから、逆に携帯性重視の場合には注意が必要かも。
ただ、お値段は既存のモデルよりも安めの1万円台前半というのを見ると、この分野に本機で注力しようという決意の現れかな。
それだけ音に拘った機種になっていますから、当然ながら24bit/96kHzの録音に対応しています。
ところで最近ポータブルレコーダーは結構調べてるんですけど、なぜか24bit/192kHz対応の機種ってKORGのMR-2があるくらいで数が少ないんですよね。
マイク性能や録音時間が短くなるなどもあって過剰性能とみなされているのかな?
なお、容量としては内蔵メモリが2GB、microSDHCスロットもあるので、16bit/44.1kHzなら最大で約50時間も録音できます。
電源のほうも単4アルカリ電池で16bit/44.1kHzのPCM録音で約29時間30分使えるとのことですから、大抵のニーズなら余裕で連続録音できますね。
また外部マイクやライン入力も用意されてますし、「WaveLab LE」という編集ソフトも付いていますから、アナログ音源のデジタル化などの用途にも良いかと思います。