このブログでもずっと使っているレンタルサーバー「エックスサーバー」が「KUSANAGI」の高速化技術導入やサーバー機器の大幅強化などで従来の3倍以上の処理速度となったそうで。
10/7に導入された時点ではsv13001.xserver.jp以降のサーバーが対象で、元々の10xxx番台は未対応ですが、新サーバー簡単移行が用意されている親切さ加減は相変わらずです。
前回もそれで引っ越したと思うのですが、その後、独自PHP(Composerやらも含む)とかマルチドメイン、メールなどもあるのでちょっとだけ躊躇したものの、結局移行することに。
まずは11時頃に移行申請をして13時にコピー開始、15時にはコピーが完了して検証可能な状態になりました。
あとはローカルのhostsを書き換えて軽く動作確認したら、さっくり移行完了です。
ムームードメインで取っているドメインのネームサーバー設定など変更が必要かと思いきや、特に不要でした。
もちろん自前のPHPやWordPress内のDB設定も自動で書き換えてくれます。
今回からMySQLからMariaDBになり、別サーバに置かれていたデータベースもlocalhostになっていますが、そのあたりも現状互換性に問題はなさそうです。
メール設定だけはSV10xxxからSV13xxxに変更が必要でしたけど、ほんとにもうそれだけという感じです。
あとは今回のことが原因かどうかは不明ですが、WordPressのプラグインでAsync JavaScriptとEasy FancyBoxが競合していたようだったので、そこはAsync JavaScriptの例外プラグインにEasy FancyBoxを追加して解決した、というのがあったくらいでしょうか。
DNSが浸透するまでは以前のサーバ側が見えているケースもあるかもですけど、この記事が見えている方はもう新しいサーバに切り替わっていると思います。
なお、Macも含めてローカルでもDNSキャッシュがしばらくは効いていますので、これをクリアしたい場合は以下のようなコマンドでクリアすることも可能です。(新しめのmacOSの事例ですし、自己責任で。)
sudo killall -HUP mDNSResponde
サーバ性能はVPSではあると思いますけども、メモリが512GBから1TBに、CPUはAMD EPYC 7402(2.80GHz)x2からAMD EPYC 7543(2.80GHz)x2へと強化されています。
もっと古いサーバからの移行ならさらに進化が著しいことでしょう。
実際のサイト表示は体感でも画像表示などを中心にだいぶ速くなっているようです。
PageSpeed Insightsはページのコード側の問題を主に置いているのでほとんど変化なしですけど、Gtmetrixではかなりの向上が見られました。
まずサーバ移行前がこんな具合です。
そしてサーバ移行後はPerformanceを中心にかなり高速(54%→76%)になっているみたいです。
Adsenseの遅延読み込みとか、Google Fontsの見直しなど細かく対処はしてきたつもりですが、やっぱり圧倒的なサーバの速さは正義ですよね。
Xserverさんには今後もお世話になろうと思っています。