はじめてつくるパワーアンプ

19年前

本屋さんで「はじめてつくるプリアンプ」、「はじめてつくるパワーアンプ」という本を
見つけました。

アンプ自作の本というのは結構いっぱい出てるものですが、この本はそれとは
かなり趣を異にしてます。

まず、製作の過程ですが、写真は一切使われておらず、全てイラスト(線画)で
説明されてます。
作業工程なども、どちらかというと「あっさり」してて、ちらっと見た感じくらいだと
デザイン関係の本かと思ってしまうほと。

そういったポリシーにこだわりすぎてる傾向も確かにあるので、調達する部品の
説明とか、苦労話みたいな部分がやや薄い気はしますが、下手な写真よりも
イラストだと見やすいので、「良くできた取扱説明書」のような感覚で作れちゃう
かもしれません。

また、筆者のWebサイトで本のフォローもされてるようですので、どうしても
わかりづらい部分はそちらで補足されていくかもしれませんね。

ちなみに、筆者の酒井さんは、X68000のソフト「ロボットコンストラクションR.C.」の
製作に携わった方でもあるそうで。
結構マイナーですから、ご存じない方も多いかもしれませんけど。(^^;

それ以外にも、アサヒカメラで年度賞1位受賞経験がおありだったり、なかなか
多彩な方のようです。

あと、近日中には「はじめてつくるヘッドフォンアンプ」も発売されるそうです。

こちらのほうが気になる方は多いかもしれませんね。私もその一人かも。
ヘッドフォンアンプって、安価なものでも、意外に音質向上には効果が
ありますからね。

「自作はなぁ…」という方なら、CECのHD53やaudio-technicaの
AT-HA20などがオススメかも。