このところの多画素デジカメの乱立の中、アンチテーゼのような
タイトルですが、「デジカメに1000万画素はいらない」という新書が
出ているようで。
デジカメに1000万画素はいらない (講談社現代新書 1963) たくき よしみつ 講談社 2008-10-17 by G-Tools |
タイトルほど強烈な批判ではなく、デジカメならではの良さや
面白さを簡単に解説してくれている本みたいではあります。
ただ、ベイヤー配列を解決せずに、どんどん画素数ばかり増やす
というのは、「素人騙し」みたいなところは、確かにありますよねぇ。
そういう意味では、真面目に取り組んでいるのは、シグマのDP1
だとも言えますね。
ただ、お世辞にも誰にでも使いやすいカメラとは言えないのが、
この世界の難しいところなのですが。
もう少し現実的な取り組みをしているのはCASIOのEX- F1かも。
まぁ、こちらもなんとなく将来的には高画素化が進んでいきそうですが。
いずれにせよ、デジタルならではの本質的な良さを活かすものを
チョイスするよう、心がける必要があるなぁと実感しました。
そうしたこともひっくるめて、デジカメ選びの参考になる一冊かと
思います。