黒田研二さんの推理小説「幻影のペルセポネ」を図書館で借りてきました。
幻影のペルセポネ 黒田 研二 by G-Tools |
ネットゲーム(コミュニケーションツール?)の「バーチャル・プラネット」の世界「ペルセポネ」で
起こった連続殺人、そして、現実世界での連続殺人。
それぞれの世界の出来事が奇妙にシンクロしながら展開していきます。
トリックや仮想と現実の間の、「つじつま」がやや危うい感じもありますが、ネットの知識や
中毒性を理解してる人には、かなり惹き込まれるストーリー展開です。
ラストの展開も意外というほどではないかもしれませんが、「なるほど、そう来たか!」
っていう感じ。
ネタバレしたくないので、このくらいで。(^^;
「バーチャル・プラネット」を見てると、「Habitat」を思い出しちゃうのは、喩えが古いかなぁ?(^^;
似たようなものって、他にあるんだろうか?
ご存じない方に説明しておきますと、「Habitat」は15年くらい前、まだ「パソコン通信」の
時代に、富士通がやっていたネットワークコミュニティです。
最初はFM-TOWNSというパソコンのみでしたが、その後、PC98やMacでも
展開されたので、「やってたよ!」っていう方もいらっしゃるかも。
今も「J-チャット」と名前を変えて、その血筋は引き継がれてるようです。
アバター(キャラクターのこと)の、微妙なデザインは少しマイルドになってますけどね。
そんなこんなで、仮想空間の住人さんには、特にオススメの推理小説でした。