本屋さんで「数学的センスが身につく練習帳」という本を見つけました。
数学って嫌いな人が多いですが、そのうちの多くの方が、「覚える」
ことで数学を身に付けようとされてるからじゃないかと思うんです。
この本は、そうではなく、数学のセンス、つまり考え方、思考の仕方を
教えてくれていて、なかなか良い本だと思いました。
私の場合、父が数学好きで、楽しい数字遊びを色々と教えてくれた
記憶があります。
そんな中から次第に、難しい数字のマジックも、実は簡単なトリックで
成り立ってることを知った気がします。
本にも掲載されていた楽しい数字遊びをひとつ紹介しましょう。
まず、二つの異なる3桁の数字を自由に挙げてみてください。
ここでは、「245」と「849」にしましょう。
では、その数字の大きい方から小さい方を引いてみてください。
例では、849-245=604ですね。
次に、答えの数字3桁を大きい順、小さい順にした数字にします。
例だと、640と046=46ですね。
これの二つの数字を引き算します。
例だと、640-46=594です。
これを繰り返します。
例は、954-459=495です。
実はこうやって繰り返していくと、例と同じように必ず495になるんです。
どうです?別の数字でやってもそうなったでしょ?
4桁の場合はどうなるかも、良かったら試してみてください。
同じような現象が起こるはずです。
こんな数字遊びをしてると「なんでだろう?」って考えるようになるし、
そこにコツを見いだせるものです。
ぜひ数学を楽しんでもらいたい、そんな気になる一冊でした。