• 2310月

    三浦しをんさんの小説「月魚」を、先日、読み終えました。

    4043736029 月魚
    三浦 しをん
    角川書店 2004-05

    by G-Tools

    この本、2話+αで構成されていますが、そのどれもが古書店「無窮堂」が
    舞台になっています。

    若い当主の真志喜とその友人で同業者の瀬名垣という、二人の男の
    過去の「しがらみ」に起因するストーリーが、なんとも三浦さんらしい
    登場人物設定だなぁと思いました。

    特に古本への愛情表現などが、三浦さん自身の本好きが高じての
    ものだろうなぁと思えて、なんとなく微笑ましくも感じました。

    後半のサイド・ストーリーは、ちょっと「おまけ」的な要素が強いかなぁと
    いう感じです。
    長さからいっても、最初の一話を満喫するのがオススメかと。
    本好き、さらに古本やさん好きなら、とても楽しめる一冊だと思います。

    (当サイトでは、Amazonアソシエイトをはじめとした第三者配信のアフィリエイトプログラムにより商品をご紹介致しております。)

    Filed under: Book
    2006/10/23 7:44 pm | 月魚 はコメントを受け付けていません

Comments are closed.