本多孝好さんの小説「真夜中の五分前」を読んでみました。
真夜中の五分前five minutes to tomorrow side-A 本多 孝好 新潮社 2004-10-29 by G-Tools |
真夜中の五分前five minutes to tomorrow side-B 本多 孝好 新潮社 2004-10-29 by G-Tools |
もちろん、まずはside-Aから読んだんですが、相変わらずテンポの良い文章で
読みやすいというのが、第一印象。
前半はやや重い印象で、ワクワク感こそありませんが、後半は展開がどんどん
気になって、ついつい読み進めてしまうストーリーの強さがありました。
で、そのまま勢いでside-Bに進むと…、予想外の展開が待ってました。
「side」っていう単語を使ってたので、てっきり別主人公で同時間軸で描いて
あるのかと勝手に思ってたんですが、side-Aの2年後の世界なんですね。
side-Bのほうは、side-Aにちりばめられていた伏線をひもときながら、進んで
いくような印象です。
ただ、結論がちょっと悲しい気がしたので、side-Aで読みとめるのもひとつの
手かなという気も…。(^^;
とはいえ、ちゃんと最後の数行で救いも入れてあって、すっきりした読み終わり
ではありますけど。
今度は「MOMENT」も読んでみようかと思います。
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