• 224月

    Infinityヒューズというのをネットで見つけてお試しにゲットしてみました。

    パッと見はごく普通のヒューズっぽいですが、芯の部分に繊維のようなものが入っていて一応はオーディオ的な対策が施されたもののようです。
    調べてみても情報がないので古いものなのか、楽器関係のものなのかも。

    少しだけ長さが短く30mmなのかなという感じでして、オーディオ関係の海外製品は31.8mmですけど、そこまで違わないのでクレルのスピーカー用には問題なく使えました。
    重さはちゃんと測っていませんがかなりずっしりとした感じがします。

    なお、KRELL KSA-100は電源系だけでなくスピーカー出力にもヒューズが入っている(保護回路がそれのみ)ので、ちょっと他とは事情が異なる部分があります。
    ここにはこれまでリテルヒューズやISOCLEANなどを経て、FURUTECHを使用していました。
    洗練された音傾向でFURUTECHがお気に入りなのですが、欲を言えばやや高域が伸びない(元々が電源用だから?)のが気になっていました。

    Infinityヒューズに交換したところ、第一印象としては音が澄んだ印象で硬さがなくクセも少ないように感じられました。
    全般的にはセラミック管とガラス管の特徴が良く出ているのではないかと。
    ペダルの低域もしっかり自然に出ていて高域もFURUTECHよりは伸びているようです。
    フルテックのほうがピュアオーディオ的な鳴り方ではありますが、子音のキツさが出ることもやや多かったのが改善された印象を受けました。

    コンデンサに電荷が残っている間は電源を切っても音が出るという保護回路の無さゆえ、すぐにヒューズ交換ができないのですが、後日、FURUTECHに戻してみたところ、やはりやや硬調ですが透明感はあるようです。
    さらに再びInfinityに翌日戻すと、高域が伸びているのはどうやら確実です。
    聴きやすいものの、音源やジャンルによってはやや野暮ったい感じはあってオーディオ的でない印象も出てきました。
    おそらく中域にかなり厚みがあって、それが良く言えば厚みがあるのでジャズ系には合うのでしょう。
    クラシックの室内楽ではやや上品さに欠ける部分もあり、そこが欠点です。
    このあたりはメッキの質などが影響しているのかもしれません。

    価格的に考えれば十分に魅力はありますし、ここまで来ると好みの部分も大きいでしょう。
    普通はヒューズといえば電源系なので、そもそも特殊すぎるのですけどね。
    ただ、最近お気に入りのMark LevinsonのDACの音色を活かすならFURUTECHに戻すべきかなぁとまだもうちょっと悩み中です。

    Filed under: Audio
    2023/04/22 1:00 pm | Infinity ヒューズ はコメントを受け付けていません
  • 174月

    Accuphaseからクリーン電源「PS-550」が5月中旬発売予定だそうで。

    今回いちばん気になったのは機能でも性能でもなく、お値段…。
    あまり値段が…というのは本意ではないのですけど、先行して発売されているPS-1250と比べても値上がり度合いが目立つので。
    お値段は税別56万円で、いくら旧モデルとはいえ容量の多い2005年発売の「PS-1210」と同価格という形になります。
    参考までにこれまでの価格推移はこんな感じです。

    [ PS-500シリーズ ]
    300,000→330,000→370,000→390,000→430,000→560,000

    [ PS-1200シリーズ ]
    500,000→530,000→560,000→630,000→700,000→800,000

    これまではほぼ500シリーズと1200シリーズは1.6倍前後の価格差で推移してきたのですが、今回は1.43倍です。
    むしろPS-1250の80万円が割安(?)な値付けなのかもしれず、従来どおりの1.6倍だとすれば90万円くらいに値上げされる可能性もあるのかも。

    機能面ではメーターがディスプレイになったのがいちばん大きな変化でしょう。
    出力電力、入出力電圧、入出力ひずみ率、入出力波形の表示が可能だそうですが、私もPS-500を一時期持っていたので分かりますけど、こういうのを見て楽しいのは最初だけなんですよね。
    定格出力容量の510VAに変化はなく、出力波形全高調波歪率の「0.08%以下」も変わりありません。

    PS-530と530の内部を重ねてみても左の基板が少し小さくなったのと、コンデンサの上下が反対になり、背面のコンセントの配線が少し変わったくらいでしょうか。
    コンセントへの配線は「出力回路から各コンセントへ至る線材の種類と長さを揃え、接続するAC出力端子によって音質に差が生じないように」したようですが、それならむしろコンセントの品質を高めるほうがありがたいかもしれません。

    実際には昨今の為替や部品調達、コスト高で発売していくだけでも大変なのだとは思いますが、そもそもクリーン電源がオーディオ電源の「万能薬」なのかということも含めて、ユーザー側は一度真剣に考えてみる必要があるのかもしれません。

    Filed under: Audio
    2023/04/17 3:30 pm | Accuphase PS-550 はコメントを受け付けていません
  • 223月

    onsoのヘッドホンケーブル「hpct_03_ub32」を導入しました。

    hpct_03_ub3*シリーズの中でヘッドホン側が2.5mm2極タイプのものです。
    本来はHD700などを想定したもので、HIFIMAN Edition Xは元々は2.5mm3極なのですけどピンアサインから2極でも問題ないのは確認済でした。
    他メーカーの3極ではGND接点の位置や大きさが適合しない場合も多いので注意が必要ですけどね。

    先日プラグ交換して自作したばかりですが、それまで変換プラグ経由で使っていたHIFIMANのCrystalline Silver Cable−6.35mm Plugと比べると接触不良こそないものの、なんとなく物足りなく感じて結局市販品に手を出しました。
    onsoのはHD600で一度使っていて素直であることは分かっていたので、自作よりは良いかなと。
    もっと本格的に…というのもちょっと考えましたが、後継モデルではもう2.5mmは使われていませんし、イヤーパッドもずいぶん傷んできてますから中継ぎ的な感じで良いでしょう。

    HD600の時のはhpct_01だったのでPCUHDの2芯ツイストでしたが、今回のは6N+PCUHD+HiFC+OFCの4芯ツイスト構造とのこと。
    ポリエステル編組仕上げといった部分は大きな変更はないと思います。
    音質的には公式サイトに書かれているように「全音域のバランスや鮮明さを重視した、聴き疲れすることのない音で、長時間のリスニングに最適」という謳い文句そのものという印象です。
    前述の「Crystalline Silver Cable−6.35mm Plug」と比べるとちょっと素直過ぎるといいますか面白みに欠ける感は否めないですけど、ちょっとしたモニター用途で使う程度なのでそれを考えれば十分過ぎるほどです。
    接触不良の心配はしなくて良さそうですし、ヘッドホン側の寿命が尽きるまで活躍してくれれば良いなと思っています。

    Filed under: Audio
    2023/03/22 1:00 pm | onso hpct_03_ub32 はコメントを受け付けていません
  • 203月

    DENAFRIPSのD/Aコンバーター「ARES II」のFPGAファームウェアの更新が発表されていたので、申し込んでみました。

    申し込む、というのは単純にダウンロードできるわけではなく、本体内部の写真を送らなければいけないためです。
    別に本当のユーザーかどうかを調べるというわけではないようで、使っているFPGAチップの型番を知る必要があるためのようです。
    うちのはCyclone IVの「EP4CE22E」というチップが使われていますが、時期(?)によって3種類くらいは異なるものが出回っているみたいです。

    数日待ってね、というメールの後、5日ほど経ってアップデートツールが届きました。
    どうやらこのチップ用のものはそれから開発(?)したみたいで、いちばん最初のリクエストユーザーのうちの一人だったようです。
    とりあえずはMacで更新してみようと、署名なしアプリを動作するようにしまして実行したところ、「Error 111」というエラーが。

    ちゃんと解説通りの操作でファームウェア更新モードには入っていましたし、ファームウェア更新でエラーとなると本体ごと文鎮化する可能性もあるのでだいぶ焦りました。
    Apple SiliconのMac mini M1で実行したのがまずかったかと、慌ててIntelのMac Pro 2013に接続し、同じ手順を経ますが全く同じエラーです。

    こうなるともうWindowsを使うしかないなとSurface Proを持ってきまして、こちらは結果的に無事に完了しました。

    ただこっちも署名なしドライバをインストールするのにBitlockerの復元キーが必要になって多少焦りました。
    解説はちゃんと用意されていますが、やはり手順がかなり煩雑なので気軽にオススメしづらいですね。
    そもそもDENAFRIPSユーザーさんは海外から取り寄せて購入された方がほとんどでしょうし、サポートは手厚いほうだと思うのでなんとかなるとは思いますが…。
    なお無事に更新されるとデバイス名が「DENAFRIPS USB Audio V3.12 | A22E1.6」となって、これなら無事に成功している、とのサポートさんからのお返事でした。(そういう問題でもないような気もしますが。)

    さて顛末はさておき、アップデート内容は以下のように発表されています。

    * Improved Adaptive FIFO Buffer & Reclocking Architecture
    * Reduced the effect of Buffer overrun/underrun due to the Source’s Clock and the DAC’s Clock differences
    * Eliminate Phase Difference between L/R Channels
    * Optimised DSP to improve the sonic performance

    まずはUSBでSoundgenicと接続して音出ししてみますが、ここはSoundgenic起因の部分もあって粗さが目立っています。
    GUSTARD U16経由で同軸接続のほうが純度が高いのは変化ないようです。
    そもそもUSB側ではなくFPGAの更新なので、どの入力でも向上しているわけですけど。
    全体としては以前のファームウェアよりやや華やかになったような気がします。
    以前の穏やかな音が好みだった方は無理にアップデートしなくても良いのかもしれません。

    左右の位相乱れはたしかに減っていて音像にブレが少なくなっているのは明確に分かると思います。
    サウンドステージの広がりという点でMark Levinson No.360Lと比べてしまうとやはりまだ差はありますが、S/Nの良さ、透明感では良い部分もあるほどです。
    低域も以前よりはやや厚みが出ているようですが、最低域の伸びはやはりファームウェアで改善されるものではないので上位モデルを凌駕するような変化とは言えないでしょう。
    中域は以前同様、程良い厚みがあるのでボーカルは聴きやすいバランスになる印象です。

    位相改善の効果で音像はとても良く見通せるようになっていて、以前よりだいぶ明るく、ほんの少し硬調寄りになりました。
    これまでがかなり柔らかかったからというのもあるでしょう。
    わりと最近の音圧高めだったり、コンプの影響でささくれ立って聞こえがちな音源は相性が良く、適度に聴きやすいバランスに整えてくれます。
    そういう音源だと、Mark Levinsonのほうは子音のキツさやリバーブの効かせ具合が目立ち過ぎたりしがちです。

    さらにNOSモードやOSモードのフィルター種別も改めて再確認しました。
    NOSモードは以前より自然になった印象で、前のファームウェアのOSモードに近い音傾向かもしれません。
    OSモードだとスローフィルターでとりわけサウンドステージの広さが際立つ傾向で、以前より少しゴージャスな音がします。
    シャープフィルターは澄んだ感じがして結果としてはこれをデフォルト設定としました。(以前と同じ)

    他のユーザーさんからの報告も海外では結構出ていて、やはりサウンドステージ拡大に好印象が多いようです。
    今後は徐々に上位モデル分のファームウェアが提供予定とのこと。
    更新にはやや不安が残る部分もありますが、後継で発売されている12th Anniversaryモデルに近づけたいのならば冒険してみる価値はあるかと思います。
    その前に日本国内でもうちょっと入手しやすくなってくれるとうれしいのですけどね。

    (3/20 15:00追記)

    公式Q/A集が公開され、リクエストの仕方、文鎮(レンガ)化した場合の対応や確率などについて記載されています。
    https://www.vinshineaudio.com/post/q-a-denafrips-12th-fpga-firmware-update

    Filed under: Audio
    2023/03/20 1:00 pm | DENAFRIPS FPGA Firmware Update はコメントを受け付けていません
  • 113月

    もうずいぶん前に発表されていましたが、ZYXから2台のプレーヤーを使ったモーター独立化キット「Planets」というのが出ています。

    高級プレーヤーにはモーターがプレーヤー本体と独立しているものがそこそこありますが、あれを手持ちのレコードプレーヤーで実現しちゃおうというものです。
    モーターにするプレーヤー、再生する側のプレーヤー双方に専用のターンテーブルシートを載せ、そのシートに糸状のベルトを掛けてモーターを独立させようというわけです。
    糸状のベルトは2種類用意されていて、樹脂のパイプ状のものだとか。


    (製品サイトから引用させてもらいました)

    モーターにする側は構造上、ダイレクトドライブのほうが良いでしょうし、再生する側は余計なコギングなどを生まない(電源が入ってればコギングはほぼ無視して良いんですが)ために元々ベルトドライブのプレーヤーのほうが良いでしょう。
    Planetsの説明でも再生側にダイレクトドライブを使うのは推奨されていません。

    また高さを合わせる必要があったり、そもそも2台並べてセッティングするだけのスペースが大変というのはありますが、シートに掛けるからプレーヤー側のターンテーブルの外周が違ったり掛ける部分がなくてもOKなのは良いアイデアですね。

    うちは普段から2台並べてはあるので不可能ではありません。
    BL-99Vのシャフトが年季が入ってるし、DP-6000の回転精度が良いとも言えないでしょうけどね。

    そういえばだいぶ前にスマホで制御可能なモーターを買って、それで似たようなことを試そうかなと思ったことがありましたが、市販のモーターではレコードプレーヤーに適するような回転精度が出せそうもなくて諦めました。
    スマホで制御できるのも便利ですが、ちょっと間違えれば逆回転することもあるので怖いですし…。

    話をPlanetsに戻しますと、再生側のプレーヤーは電源すら入れる必要はない純粋な「ターンテーブル」になるのでそこはとても良いでしょう。
    双方をベルトがつなぎますから、モーター側のプレーヤーに元々付いているトーンアームが邪魔になるので、逆向き設置が使いやすいのかな?
    プレーヤーの外側までベルトが掛かっているのでダストカバーは双方とも使えなくなりますし、そういう利便性は一切無視して使う必要はありそうですが、なかなか奇抜な製品だなと思います。

    Filed under: Audio
    2023/03/11 2:30 pm | ZYX Planets はコメントを受け付けていません
  • 083月

    ずいぶん前にもオーディオチェック用音源をまとめたCDを作ったりしていましたが、最近はチェックに使う曲もかなり変わってきたのでこの機会に紹介してみようかと。

    以前はCD-Rに焼いてありましたが、最近はもっぱらDELAのNAS経由で聴くことが多いです。
    ついついどんどん飛ばし聴きしてチェックしてしまうのは音楽を楽しむ意味ではあんまり良くないところもありますけど。
    それはさておき、再生回数の多い曲もチェックできるので、それも参考にうちでメジャーに使っている音源とチェックポイントを簡単にご紹介してみます。

    まずはEmma Blackの「The Privileged Oboe」です。
    むしろCDのほうが輸入盤のみで入手しづらく、配信やストリーミングのほうが聴きやすいかと思います。
    テレマンやバッハの楽曲をオーボエ主体にアレンジしたもので、オーボエとヴァイオリン/ヴィオラ、チェロ、ハープシコードで構成されています。
    録音はオーストリアのクロスター教会で収録されていて、かなり豊かな響きが特徴的です。
    おそらく教会は違うところだと思いますが、YouTubeの動画でもう少し大きな編成のバッハを聴くことができます。

    チェックするポイントはオーボエの音色と大きさ、それぞれの楽器の前後関係といったところです。
    上手く調整するとまさに上の動画のような場所にトリップしたような感覚が得られます。
    また動画でも分かるように結構オーボエの位置は動きますし、セッティングがイマイチだと反響した余韻が不自然になったり音域で奏者の動きとは違って飛んでしまうような感じが出てきます。

    かなり似たような音源になりますが、Dan LaurinのTelemann Recorder Sonataも最近良く聴いています。
    こちらはリコーダーがメインで、やはりヴァイオリンやチェロ、ハープシコードなどのアンサンブルです。
    ドゥボ教会での録音で、楽曲や場所は異なると思いますがYouTubeで似たような雰囲気のものが確認できます。

    こちらのチェックポイントもやはりリコーダーの音色と体の動きが主体にはなりますが、ハープシコードやチェロの配置、大きさなどの再現性を確かめる事が多いです。
    古楽器はどうしても細い音になりがちですし、音量も出しづらい楽器が多いですけど実際の出音はナチュラルでやさしいものですので、妙なキツさが出たり余計な付加がないかを知るには分かりやすいのかなと思います。
    また個人的には音源に入っている残響を最大限活かして、あまり部屋の響きを足しすぎない方向で調整しているので、録音時の場所の感じが自然に感じる音源を重視する傾向にあります。
    Accuphaseの頃はちょっとキンキンした感じで薄く感じていたので、そこまで聴かないジャンルだったんですけどね。

    フルートとハープの「ア・ラ・ファンタジア」も良く使っていて、フルートの音色はもちろんですが、意外とハープの大きさ、音色再現が難しいなと思います。
    以前はピアノでのチェックが多かったような気がしますが、どうも最近は管楽器が気になるようです。

    女性ボーカル系で昔から多用しているところでは手嶌葵さんの「虹の歌集」から1曲目の「虹」でしょうか。
    出だし部分、結構オンマイクでデッドなボーカルから始まるので、その大きさやセンター定位、揺れずにすっと前に抜けていくか、といった部分を確認する時はこれを使うことが多いです。
    全体としてはあまり高音質な音源というわけではないですが、そこもあまり神経質に聴かせ過ぎないようにという配慮もあります。

    Daniel Hopeの「The Romantic Violinist」もずっと長いこと使っている音源です。
    オーケストラ編成のものから、シンプルなピアノとの合奏までバリエーション豊かなのもチェックには向いているかと。
    また、曲によってホールリバーブや配置が異なるので、それぞれの楽曲マスタリングの意図が汲み取れるかもチェックポイントです。
    どの曲でも編成がブレたり、音がふらつかないようにするのは意外と難しいように感じられる音源です。

    最近の楽曲は音圧が高いものも多いのでそちらにもなるべくは対応させようとしています。
    自然な音源のほうを重視していますけどね。
    コンプ強めなものとしては、池田綾子さんの「HIKARI」から「星降る森」を最近は良くチェックに使っています。
    前半は穏やかに始まってまだあまりコンプが効いてないので、1曲の中で双方のチェックができるということもあります。

    Diana Pantonの「Red」もどちらかといえばやや音圧は高めなので、こちらもわりと使っています。
    ジャズっぽいノリの良さ、各楽器とボーカルのバランス、配置なども確認する点でしょうか。

    SACD系は以前ほどチェックしなくなりましたが、Joe Beckの「Alto」は良く使うディスクです。
    こっちも音色に加えて、ノリの良さを確かめている気がします。
    もうちょっとチェックディスクっぽいものだと「Accuphase Special Sound Selection 2」の使用頻度が高いです。
    前半のクラシック部を主に使用して、チェック内容としてはまさにライナーノーツに記載されているような部分をチェックしていく感じです。
    AYAなども同様ですね。

    Dave GrusinとLee Ritenourの「Two Worlds」を出番は多く、フュージョンというよりちょっとクラシック寄りの楽曲なのも特定のジャンルに偏らない調整にはちょうど良い感じがします。
    中高域にキツさが出やすい音源な気がするので、そこやピアノとギターのバランス、キレの良さなどをチェックしています。

    最近はTwitterなどで拝見したものを追加することも多々あります。
    ムターは以前だとレコードで四季を稀に聴く程度でしたが、最近は「Acorss The Stars」から「Rey’s Theme」やコルンゴルトなどを聴くことが増えました。
    ヴァイオリンの大きさとオーケストラのバランス、ffでは中低域の膨らみが出やすい音源が多いのでそこに注意しています。
    後者はまだ完全には解決できていませんけど。

    アンセルメの三角帽子も以前は全く聴かない感じだったのですけど、最近はまず音源選びから始めています。
    舞台イメージが湧くかというところと奥行き感がポイントなんだろうと思いますが、今のところは普通のCDがいちばん自然に収録されているような印象です。

    まだまだ他にも要所要所細かくチェックしたりしますけど、あんまり調整ばかりしていても音楽が楽しめないですし、そもそも好きでもない音楽やデモ的に過ぎる音源も疲れますので、そこはバランス良く楽しく聴きたいなと思っています。

    Filed under: Audio
    2023/03/08 3:30 pm | オーディオチェック音源 2023 はコメントを受け付けていません