024月
「en-taxi」という季刊ムックのNo.21が発売されていたので、
読んでみました。
「悪と荷風とローライフレックス」という特集ということで、田中長徳
さんも寄稿されていましたが、内容的にはちょっと哲学的というか、
ひねりすぎの感もあったかも。
個人的には芸談ということで、さだまさしさんと立川談春さんとの
対談記事が一番面白かったです。
田中長徳さんは「カメラと歩く」というエッセイも連載されるようです。
いずれにしても、文字が中心の、ちょっと昨今ではない感じの
書風で全般が構成されているので、かなり読み手を選ぶ感は
ありますが、それだけ読み応えのあるムックだとは感じました。
232月
注文していた玉木宏さんのフォトブック「COLOR」が届きました。
前作の「WHITE」も持ってるんですが、今回はご自身が撮影された
写真も掲載されてるので、そちらにも期待しての購入でした。
とはいえ、ファンブック的なものですから、ご自身が写った写真の
ほうがはるかに多いのですけど、そちらも玉木さんのクールさが
しっかり出ていて、良かったです。
カメラを構えてるシーンも1枚だけ載ってました。
カメラはライカでした。巻き戻しクランクが斜めになってるので、
M4以降ですね。

Leica M7 0.72 ブラック《中古カメラ》
レンズは開放絞りがF2っぽいので、ズミクロンかなぁ。

《中古》Leica ズミクロン M 35mm F2
文章のほうは、ご自身を「玉木宏」として、どうあるべきか、をすごく
考えていらっしゃるみたいで、すでに出来上がりつつあるイメージを
意識されているようです。
もちろん、これまでの色んな役も素晴らしいものでしたが、これからも
様々な姿を演じてくだされば良いなぁと思います。
「氷壁」という作品で、高所恐怖症なのにクライミングを体験して
横でマネージャーさんが保険に入ってたくだりは、ちょっと笑えました。(笑)
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氷壁 玉木宏 鶴田真由 山本太郎 アミューズソフトエンタテインメント 2006-06-09
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カメラ好きだからというわけでもないのですが、個人的にファンなので
今後の活躍も楽しみです。
アルバムも、もうすぐ発売ですしね。
141月
以前も紹介しましたが、今月発売のエイ文庫をやっと読めましたので
ご紹介がてら、ご報告を。
まずは「安原製作所回顧録」です。
著者の安原さんは、もちろん安原製作所の創始者で、唯一の社員。
安原一式は少し前からのカメラファンなら、結構有名かと。
ただ、その後、発売された一体型レンジファインダー「秋月」は
私も噂は知ってたものの、現物はお目に掛かったことがありません。
著者さんは元々、京セラで10年間、カメラ開発をされてきた方で、
あの「CONTAX AX」の開発にも関わったとか。

【中古】コンタックス AX
それを自慢ではなく、レンズ設計の観点からみれば、あれは全く
レンズ設計を無視したAFだ、と、ばっさり切るあたりが技術者魂だなぁと
感じます。
確かに全群繰り出し式なら問題ないものの、フローティング式のレンズ
では、構造的に無理があるのは確かです。
それに、構造も複雑になりすぎて、精度や品質が保ちづらかったこと
でしょうねぇ。
文章も全般的に技術者の香りが強く出ているので、撮影する立場から
考えると、うーん、と思う時もあるかも。
その点、hanaさんの「東京ご近所写真散歩」は、エイ文庫のカメラ本の
良い部分がうまくまとまった良作だと思いました。
写真家さんの本となると、つい写真やエッセイが中心になりがち
ですが、カメラの紹介もタイミング良い感じで交えてあって、
hanaさんの写真に憧れる方に、「あー、こんなカメラもあって、こんな
写真が撮れるんだ」と感じさせてくれます。
髪質も微妙に、いつもと違ったものが使ってあって、そういうところも
こだわりで決められたのかなぁと思いました。
個人的には後者がオススメかな。
置いてあるお店がやや少なめなのが欠点なエイ文庫ですが、
見つけたらぜひ目を向けてみてくださいませ。
141月
「ダジャレ練習帳」という文庫が出ているようで。
この本、以前は新書だったようですが、文庫化されたんだとか。
作者名まで「多治家礼」さんと、ダジャレになってます。(笑)
まぁ、ご多分に漏れず、私もダジャレを良く言うほうでありますが、
ダジャレを言う人って、周りの雰囲気とかを意識して、気を遣う方
なんじゃないかなぁって気がします。
もちろん、機知に富んでいて、ボキャブラリーが豊富で、頭の回転が
早いことも必要なんですけどね。
ただ、そんな「心遣い」もむなしく、無視されることのほうが多いのは
宿命みたいなもんですねぇ。(笑)
時と場所によっては、冷たい視線も浴びせられますし。(^^;
って具合なので、練習してマスターしたらメリットがあるのかといえば、
どうも微妙な気がします。
まさに、使い方次第で「毒にも薬にもなる」のがダジャレですから、
使い方のマスターが重要かもしれませんね。
本のほうは、プライベート編、ビジネス編、スクール編、冠婚葬祭編と、
シチュエーションに分かれて、そのノウハウ(?)を提供してくれてます。
冠婚葬祭で使うべきかはナゾですけれど。
ともあれ、ダジャレ好きな方も、言うのが苦手な方も、ちらっと覗いて
みると楽しいかもしれません。
131月
Amazonを見ていたら、何故かオススメの欄に「コンティニュー・スペシャル
のだめカンタービレ」が挙がってました。
そ、そんなに、のだめばっかりチェックした覚えはないんですけど…。
で、早速、紗羅に知ってるか聞いてみたら、「ブックス○○には3冊
在庫があるよ」と言われてしまいました。(笑)
内容はもちろん、のだめカンタービレについてで、第1特集は
上野樹里さん、玉木宏さんのグラビア&インタビューです。
ドラマから入った私としては、この二人=のだめ、なのです。
アニメやコミックからの方は、違った感想の方もいらっしゃること
でしょう。
そして、こんな「のだめ」グッズも。ビミョーさがまたよろしいかと。(笑)
私も原作を読んでみたい気がしますが、普通に読むのでは
今さら感があります。
ならば、洋書で読むってのはどうでしょう?
これなら、電車で読んでても浮かないんじゃないかなぁ?(違)
後半は、のだめと「もやしもん」の作者さんの対談、そして
「もやしもん」が。
また、この「もやしもん」ってのが気になってきてるんですよねぇ。
紗羅もアニメでハマったみたいだし。
しかし、このキャラクターは、ストーリーを全く知らない私には
何者なのかと思いますですよ、はい。(笑)
DVDも続々と出てるようなので、またいずれ見ちゃうかもなぁ。
こっちもテレビドラマ化とか、されたりしませんかね?
内容がわかってないんで、適役がいらっしゃるのか疑問だし、
そもそも実写化可能なんでしょうか?(爆)
121月
だいぶ前に買っておいた「続・三丁目の夕日」の文庫を読みました。
映画のノベライズかな?という印象が強かったのですが、前作の
映画と世界観はそのままなんですが、新しい登場人物が出てきたり、
ストーリーの前提も微妙に前作の映画とは違いますから、これは
原作のような位置づけで考えたほうが良いのかもしれません。
特に、六ちゃんが男の子だったのには、ちょっとびっくりでした。(笑)
もたいまさこさん演ずるタバコやのおばちゃんも、だいぶ印象が
違うかも。
ただ、それだけに前作の映画を知らなくても楽しく読めますし、
月ごとにショートストーリーのような展開になってるので、ちょっとした
合間に読めるので、本としてはオススメできるかと。
それにしても、鈴木モータースだけは、あのまんまのイメージでした。(笑)
そこは堤真一さんの演技のうまさのおかげかも。
きっとミゼットが映画には登場するんだろうなぁ。
ということで、映画を観た方も、そうでない方にも読んで新鮮な本
だという、ご紹介なのでありました。