0111月
本屋さんで「ウンココロ手帖」という本(?)を見つけました。
これは以前も紹介した「ウンココロ」の手帳バージョンですね。
タイトルをちょっとお下品な感じですが、別に便通のことを記述するための
手帳ではなく、その日の気分やカラダの調子、食事、睡眠、天気、
もちろん便通もですけど、そうした自分の毎日の状態を記録する
手帳というわけです。
この本の紹介文にもあるように、まさに「自分気付き手帖」なんですね。
体調が優れない、とか、どうも毎日、気分の変化が激しいんだよなぁ、
なんていう方は、これに記録を取ってみると、その原因が実は食事や便通に
あったりするかもしれません。
ちなみに、表紙の部分はカバーを取り去ると、「UNCOCOLO」と書かれてる
だけで、すっきりとした、ごく普通(?)の手帳になります。
持ち歩いても全然恥ずかしくないと思いますよ。(笑)
3010月
本屋さんで「クラシックカメラ便利帖」という新書を見つけました。
タイトルの通り、もちろんクラシックカメラについての本なのですが、
他の本がクラシックカメラの良さとか図鑑的な内容だったりすることが
多いのに対して、この本は苦らしくカメラの選び方、使い方を解説
してくれていて、どちらかというと、これからクラシックカメラに手を出して
みようかなぁ、という方に向けた内容です。
とりわけ、こういったカメラというのは機種選びはもちろん、使い方とか
特殊な作法などがありますし、確かにそれなりにカメラに詳しい人でも
とまどうことが多いですからね。
ただ、逆にクラカメ・マニアからすると、もうちょっとカメラへの愛着とかを
掘り下げて語ってみても良いのかなぁと、つい思ってしまいます。
そうなっちゃうと、もはやマニア向けになっちゃってダメなのは承知の上
なんですけどね。(^^;
2910月
本屋さんで「色えんぴつを楽しむ本」という、エイ出版社らしい
ムックを見つけました。
最近は塗り絵が大人の間でも流行ってるそうですが、そんな「色えんぴつ」
について、国内外の12メーカーの製品を紹介したり、周辺グッズなどを
使い方も交えながらピックアップしてくれています。
また、付録に「ファーバーカステル・アートグリップ水彩色鉛筆」が3色、
そして、試し書き用の紙が2枚が付いていて、普段全く絵心のない人でも
つい「絵でも描いてみようかなぁ」と思わせてくれる一冊です。
ちなみに、付属の色鉛筆、12色セットでも結構お安いんですね。

ファーバーカステル 色鉛筆 丸缶 12色セット
私は絵は苦手でしたが、考えてみると、オーディオ好きが昂じて、
カタログ収集したものを仕分けるのに、袋にメーカーのロゴマークを
描いたり、オーディオ機器を鉛筆で「デッサン」してみたりしていた記憶は
ありますね。
最近はカメラ好きですし、欲しいカメラを赤瀬川さんみたいに「デッサン」
してみるのも良いかもしれません。
2910月
本屋さんで「日本にある世界の名画入門」という本を見つけました。
内容はタイトルの通り、日本の美術館に展示されている、世界的な名画を
紹介してくれています。
著者がカメラ好きでも有名な赤瀬川さんということで、あまり学術的な
堅苦しい感じではなく、実際の絵画の写真と、ちょっぴりユニークな
視点での絵画鑑賞方法を伝授してくれていて、絵に造詣の浅い私などには
まさに「入門」になってくれますね。
それにしても、日本はお金があるからか、ほんとに有名な絵画が
いっぱいあるものですねー。
この本に収録されているほどではないですけど、銀座のギャラリーなどにも
かなりすごい絵画がいっぱいです。
絵画鑑賞をして、写真撮影に少しでも役立てばなぁと思ってる私ですが、
ついついカメラ本のほうに手が伸びそうになってしまいますねぇ。(笑)
2410月
長年、総合パソコン雑誌として活躍してきた「月刊アスキー」が
一旦休刊してから、早3ヶ月。
ついに生まれ変わった「月刊アスキー」が新装刊されました。
まず、お値段が590円と、ずいぶんお安くなりました。
装丁も中綴じになって、ちょっと見た感じ、ビジネス誌っぽいかも。
いや、ビジネスのコーナーにあったし、ずばりビジネス誌になったんでしょうね。(笑)
内容は…、うーん、創刊したての「週刊アスキー」みたいな印象が…。
「ビジネス+IT」がらみで、情報時代のビジネスマンの心を掴む、ってところ
なんでしょうが、正直、ITmediaとかCNETあたりを
読んでれば自然に入ってくるような情報のような気がしました。
私個人としては、先日紹介した「Re:S」のような提案→具現化という
開拓精神、そして「情報」ではなく「意見」発信型の雑誌になっていって
ほしいなぁと。
私自身、「月刊アスキー」は読書欄に投稿したこともあるくらい、好きだった
雑誌なので、今後の発展に期待したいと思います。
2310月
三浦しをんさんの小説「月魚」を、先日、読み終えました。
この本、2話+αで構成されていますが、そのどれもが古書店「無窮堂」が
舞台になっています。
若い当主の真志喜とその友人で同業者の瀬名垣という、二人の男の
過去の「しがらみ」に起因するストーリーが、なんとも三浦さんらしい
登場人物設定だなぁと思いました。
特に古本への愛情表現などが、三浦さん自身の本好きが高じての
ものだろうなぁと思えて、なんとなく微笑ましくも感じました。
後半のサイド・ストーリーは、ちょっと「おまけ」的な要素が強いかなぁと
いう感じです。
長さからいっても、最初の一話を満喫するのがオススメかと。
本好き、さらに古本やさん好きなら、とても楽しめる一冊だと思います。