2310月
本屋さんで「Re:S」という雑誌を見つけたので、買ってきてみました。
この雑誌、「Re:Standard」、つまり、「あたらしいふつうを提案する」
ことがテーマになった本です。
そして、なんといっても第1特集が「フィルムカメラでのこしていく」です。
まぁ、特集がこれだったので、買ったわけですけどね。(笑)
ただ、マニアックなカメラの話とかではなく、デジタルの危うさとか、
フィルムに込められる気持ちとか、そういうデジタル時代に忘れ去られそうに
なっていることを思い出させてくれる内容になっています。
実際のところ、「本」というメディアも、まさにフィルムカメラと同じような
境遇に置かれてるわけで、そこにも「のこしていく」という視点で考えた時、
Webなどでは実現できない、ある種、「形見」とも呼べるモノがある
気がします。
ただ、そうやって形に残す必要性すら感じられないようなインスタントな
『文化』が多くなってるのが現実なわけで、現実、読み捨てるだけの
雑誌は買わないようになってきてる気がします。
そんな中で、この本は「読んだことを記憶しておきたい」と思わせる内容の
濃さが久々に感じられる雑誌だったと思います。
第2特集の「農業で食べていく」と合わせて、テーマに興味がある方や
また、そうでない方にも、オススメしたい一冊でありました。
2210月
カメラ関係の本で有名なエイ出版社から、「ニコンカメラ図鑑」という
ムック(たぶん)が11/16に発売予定のようで。
【セブンアンドワイ】 ニコンカメラ図鑑
私も持ってる「絶対ニコン主義!」も出てますが、あれはF一桁機が
主体で、ほかの機種はちらっと取り上げてる程度でしたからね。
今回は文庫じゃないので、だいぶ濃い内容になってるのではないかと。
ちなみに、エイ文庫のほうも、来月10日あたりに出るはずなんですよね。
田中長徳さんが「ハッセルブラッド紀行」という本を執筆中みたいですが、
それが出るのかな?
こちらの情報も入り次第、またエントリーしようと思います。
2110月
本屋さんで「安野光雅 風景画を描く」という本を見つけました。
NHKの趣味百科のテキストをベースにして出版されたものだそうで、
安野さんの作品が出来上がっていく過程が、とても良くわかります。
モデルになった風景の写真と、それが絵になったものの微妙な相違とか、
構図の取り方などが、写真にもとても参考になります。
私は絵の才能はまったくありませんけど、こうやって素晴らしい画家の
作品や制作過程を見せてもらえると、写真を撮るための参考にも
なるんじゃないかなぁと思っているんです。
なかなか写真の腕も上がりませんが、また絵の鑑賞とかして、
少しでも役に立てれば良いなぁと思います。
259月
先日、九段下に行ったときに書店で「マニュアルカメラ全集」という本を
見つけたので、ゲットしてきました。
一眼レフ、レンジファインダーを中心に、かなり幅広く、全部で500台の
機種が載っていて、中古カメラ好きな人にとっては、カタログのような
役割をしてくれます。
一応、中古相場の目安なんかも示してありますが、ここら辺は時代とともに
変動が激しい世界ですから、まぁ参考程度ですね。
何はともあれ、銀塩カメラ好きなら持っておいて損はないかと。
幸い、まだAmazonでもゲットできるようですしね。
239月
朝日ソノラマから「コンタックス物語」が発売になってるようで。
コンタックスというと、ヤシカ・京セラ時代の「CONTAX」を思い浮かべますが、
この本で使われているのは、元祖の「contax」のほうです。
昔はライカと名声を二分していたし、今でもレンズのほうはカールツァイスの
ブランドで、その威厳を誇っています。
レンズの魅力あってこそ、という面もあるでしょうが、ニコンのレンジファインダーに
与えた影響や、一眼レフでも多大な影響を与えたブランドだと思います。
ちなみに、先日、九段下に行ったところ、九段会館のすぐ近くに
「ヒライ商会」さんというカメラ店があって、結構な数の中古カメラがあって、
ちょっと意外な発見でした。
そこのお店、失礼ながらちょっと変わっていて、ショーウィンドーに飾ってあるのに
お値段が「応相談」とか「非売品」なんていうのがいっぱいありました。
特にコンタックスには、こだわりがあるようで、かなりの台数がありましたけど、
ぜーんぶ、「非売品」でした。(^^;
きっと店主さんの趣味の品なんでしょうね。
私もカメラを60台近く持ってますけど、もしこれでカメラ店を始めたとしたら、
何台かは「非売品」にしちゃうかもしれませんね。(笑)
159月
本屋さんで「犬眼レンズで旅する世界」という本を見つけました。
タイトルからすると、なにやら魚眼レンズのようなもので撮った写真集
みたいに感じられますが、別にそういうわけではありません。
ロシアやトルコ、ヨーロッパ、アフリカ、インドなどを旅して、その土地で
出会った犬たちと、そこにある「生活」が写り込んだ写真が満載です。
犬って、基本的には人と共に暮らしていますから、その街のごく普通の
暮らしが、犬のそばにはあるわけですよね。
貧しさがあっても、犬とともにそこにある生活というのは、日本人の
価値観だけでは計れない「満足感」みたいなものがあるように、
写真を見ていると感じます。
もちろん、そんな難しいことは抜きにして、いろんな国のワンちゃんの
表情を見てるだけでも和める一冊かと。